ゆり挿して ひらきはじめて 蕊をきる よろこびしらず ただうつくしくさく
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道端に落ちた躑躅と目が合って跳ねる心の名前を探す
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異次元(並行世界)の 珠洲市原発 地震から メルトダウンし おおわらわ。
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わたし素朴な歌に帰ってきたの 囲んだファミレスのテーブル
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気のままに降る雨なれど地震じぶるいで傷付く町に今降らずとも
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久々に集いし家族はそれぞれにスマホとゲームの世界に篭もる
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書店にて「心配事の九割は起こらない」との本を見つける
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旅先で悪夢を見るといつもよりまだ寝ていたい気持ちがつよい
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ネギ刻む音鳴り響くリビングでただ聞きながらうたた寝をする
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朝刊の星ふたつなる数独にしばし挑みて脳を起こす
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卯の花に月の光を競はせて磨ける露の玉川の里
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咀嚼せず忘れたかった べちょべちょのクッキーみたいな君の泣き顔
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イチローのように 下水の鼠らが黄色い鼠に憧れている
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災害の備えになれば。鍋、薬缶、バケツ2つに水を取り置く
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地震予知わたしナマズの子だったら出来ない子ね!と叱られていた
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いつからか炭化した写真を抱えてるあなたが写ってたような気がする
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メモ帳を一枚書いて破り捨てそのたび僕は文豪気分
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ひょろながの指に収まる文庫本その内容は太すぎる恋
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連日の 子どもの接待 親疲れ あっという間の ゴールデンウィーク
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白縄が あなたのカラダを締め付ける 捕らえられた牝鹿のように
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薄曇り に連れし お義母さん 人気カフェにて 気分晴れ晴れ
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我が夫噓寝はできぬ 静寂と規則正しいイビキは演技
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雨雲が垂れこめてきた子供の日空舞う鯉に子ら手を合わす
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おそらくはこの世すべての洗剤をママレモンだと知覚している
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なまり色そらの下には傘の花よその家からごはんのにおい
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旅に出た短歌うたをたくさん詠みたいが 疲れが取れない歳には勝てない
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寝れてるよ 息を吸うように うそをつく 我しか見えない 一等星
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私は瞬間湯沸ゆわかし器 すぐ惚れ・冷める 今は彼より短歌に夢中
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雨の音静寂の夜鳴り響く 連休やすみの終わり知らせるように
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型破りその型すらも作れないそれが私の愛す人生
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