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卒アルの集合写真に載らない私が生きてて あの子は死んだ
3
口開けて イントネーション しっかりと 『短歌』と『啖呵』 言葉大事に
3
蒸し暑く髪掻き上げる
彼女
(
こ
)
の仕草濡れた
後れ毛
(
おくれげ
)
初恋の夏
9
抜け殻のようだあなたが投げ捨てたほとんど灰の赤マルボックス
1
おうどんをキリッと冷やすごまだれはたっぷりかけるカンタンおいしい!
4
目ざめたらヘアーサロンの予約してあなた嫌いなわたしになるね
4
贖罪に足らぬ命を悔やみつつ十三段目を踏み顔を上ぐ
4
里の姪実家じまいに嘆息をこれらの写真どうすりゃいいの
8
ラーメンでたとえて言えば臭すぎて休みの日しか食べれない人
2
雲燃える そして地球が裏返る 明日わかるさ明日のコトは
3
水辺まで
誘
(
いざな
)
われてると知らないで 大海原を夢見るカマキリ
8
あの夏の幻想求め汗をかく我を笑うかPETがベコリ
2
【納涼】もりのおく ひとのかおした みがなるき タイムトラベル 木の中転移
4
不幸だと他人の家のともしびが幸せそうでやるせなくなる
20
暑い都心の帰り、電車には座れたが、日差しはまだまだ真昼と同じ、うだる。
4
ミニトマト 少し残りて 塩少々・オリーブオイルで 5分で漬かる
6
「生きているだけでいい」って言う人が詐欺の容疑で起訴された朝
6
絲杉
(
いとすぎ
)
のある
麥畑
(
むぎばたけ
)
歲星
(
さいせい
)
のおもて
現
(
あらは
)
す
縞
(
しま
)
のやうなり
1
マスク越しなのかシールド越しなのか君との関係少し距離ある
20
「梅雨明けです」 鶴の一声 雲たちが 退場すれば 空は真夏に
8
機械語と 高級言語の(あいだにある) 中間言語 みたいなものを えーあい創るらしい
5
AIは 確率論的 真理表 発見してから 自我いたる(少年のように)
4
傷口にあなたの
唇
(
くち
)
が触れるとき血は体液のひとつと思う
7
フリージャズ 自由の音楽 求めしに 今この時に やりたいことやれ
3
元妻に 送られ着いた 新居にて カーテン付けて 新たな道を
3
梅雨明けた! さぁゴーヤーが安くなる チャンプル・おひたし 夏バテ備えむ
8
遠い日の 青くて冷たい 空の向こう いつでもそこに 君はたたずむ
1
永遠を 確信したか 空の青 雨雲かかり 一瞬にグレー
5
西の方 生駒山が霞んだら 雨降るサイン そういうのが好き
7
ささやかな神殿となるキッチンで母はひとりの神職となる
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