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内容を知らない本が増えてきた。本棚眺めため息ひとつ
2
海と空の青さのような線引きが男女にもある5年3組
7
ぬるい風をかき混ぜている扇風機でいつかメレンゲできたらいいな
3
挨拶に返事がないのを悩んでて学校やすんだ硝子の十代
3
がたごとと揺れる電車がよびおこす母を選んだ胎児の記憶
5
いとしさは並んで食べるトーストのぽろぽろ落ちるかけらのごとく
5
暑い日にみぞれ蕎麦食べ おろし金 どう洗うんだ 手が血まみれに
1
少年が少年時代を守るため放つ矢、たやすく折られ八月
6
サクレ食べ、輪切りのレモンに思い馳せ、「この夏その身を再び一つに」
5
「有休」と打ち込んだ文字「悠久」と変換されて
揺蕩
(
たゆた
)
う指先
13
貝殻を右耳にあてる 人はみな背骨に海を記憶している
7
どれだけ息を殺してもとなりあう僕たちに響く不協和音
1
心がもう こんなに傷ついてんだから 身体のほうも、おんなじくらい、
0
この夏をじゅうななという年齢で割った余りのようなカルピス
20
めざめれば水槽のなか しののめが夜を透かしてくのを見てるだけ
4
ただここに私の歪みだけがあり祈りでもなく言葉でもなく
8
過ぎし日が積み重なって山となり川を伝って海へと至る
2
雪を噛む確実に噛む靴裏がスノーシューってこんなに楽し
0
麻酔明け目覚める先に覗く顔会えて良かったまだまだ逝かぬ
2
使命感それを背負いて火に向かう我が長男に男気のあり
1
青空の遠くと近くに白い線機影なき跡轟音の聞く
2
伏せし父見舞い叶わぬこの時節せめて届けとシアトルより書く
1
遠足の前夜に似たる急く心明日の今には山裾の町
1
庭の隅一雨浴びた紫陽花のグラデーションに磨きがかかり
0
大地神霊
(
まがつひのかみ
)
の
御霊
(
みたま
)
も
幸
(
さき
)
はひて
邪神
(
まがつかみ
)
らは
祓
(
はら
)
はれにけり
1
君が見る 今宵満月 僕も見る たたずむ大地も 君へと続く
2
心にも体にもいいものは無いフィルター越しに深呼吸する
0
扇風機で風呂上がりの頭を乾かす夏だ風量は強
1
あなたとは、時空を越えて巡り合う約束されたわたしのすべて
1
「あのひとに電話をかけて」「すみません」ありがとうSiri、まだ正気だよ
2
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