お互いに「好き『だった』」はず それなのに、どうして今日とておんなじベッド 0
疑問符は御法度なのですこの「好き」に 飾り付ければ要らない応え 1
夕焼けを背にした向日葵寂しくて 目線逸らした帰りのバスにて 1
サクレ食べ、輪切りのレモンに思い馳せ、「この夏その身を再び一つに」 6
じりじりと身を焦がされて汁を出す 所詮我らもビールに合う肉 0
代わりでも今のあなたに触れているそれは私で揺るがぬ事実で 3
追いかけた 夏空を背に笑ってたあのこが消えた屋上の向こう 1
気まぐれに彷徨い歩く飲み屋街 ようこそ(インスタント)孤独へ 6
そこいらに『愛』ってやつはあふれてて でもほしいのは、なんか、ちがくて 4