紗里菜    フォロー 4 フォロワー 13 投稿数 156

11年ぶりに短歌再開しました。新アララギで写生学んでいました。今は生まれつきの発達障害で、ぴかぴかの障害者として、働いています。

肉まんを分けあうようにお互いの好きが一緒ならば悩まないよね 

旧暦の暦に時を戻さんとする十月に汗が滲んだ 

棒ベラでかき回している鈍色の少しづつしか動かぬ空気 

ささくれた指の皮めくる空っ風の三つ越えた山があなたの故郷 

ストーブの熱風のように大切なものは見えないし掴めないから 

生まれつき発達障害で腹痛や貧血並みにからだ健康 

はもっている当駅ではのアナウンスがかき消したいのは普通と思う 

緊張をドラゴンボールの孫悟空はしないでいつもワクワクと言う 

加湿器の蒸気に涙をおりまぜて声もオーラもださずに泣こう 

透明なビニール傘に隔たれて浄化できない東京の闇 

北風のようにあなたが叱るなら反省なんてしないよあたし 

きみのなかにあるその糸を手を繋ぎぼくのちからで 赤く染めよう 

きらきらと後光のような紙吹雪の金色が舞う退場の場面 

おせっかいも見守ることも優しさで指紋のような個人差がある 

通り抜けできない路地のひんやりとしている空気に似ている貴方 

こげこげの卵焼きには教訓で焦らないことを噛みしめ食べる 

オーロラが見えたらいいと思うんだユウウツの森をさまよう僕は 

シャッターおりるぎーとがっしゃんで閉じてゆくまぶた重たき冬の早朝 

優しさの嘘はいらない「ウミガメのスープ」の話の二の舞になる 

削らないスクラッチくじの結果のようにあのこを見てた彼を気づかず… 

空欄のうまらない枠のさみしさを線路の上に残す青空 

白いのが空から降ってくる朝は髪をおろして外にとびだす 

赤々と石油ストーブが燃える中何から君に伝えたらいいか 

おどおどと話すみたいに銀杏の実がぼとぼととおちる公園 

火葬場の煙りみたいな曇天は会いたい人の夢見て眠る 

死神がまいおりてくる快晴のどこにも逃げ場が見つからない空 

快晴の青がよどんで白くなる貨物電車の線路の向かい 

平仮名のしを書くように散る銀杏を風なき風がとおりゆく午後 

信頼と記憶力とを繋いだらあなたという名の星が描けるよ 

ぱちぱちとまばらな拍手の館内に見えない雪が5cm積もる