紗里菜    フォロー 4 フォロワー 17 投稿数 179

11年ぶりに短歌再開しました。新アララギで写生学んでいました。今は生まれつきの発達障害で、ぴかぴかの障害者として、働いています。

ティファニーで朝食食べたい 4度目の非常事態の銀座において 

大掃除に捨てられているキョロちゃんを5枚集めた夢をみた あかつき  

月の輪が結婚指輪に見えるから夏目漱石の言葉をのんだ 

地下鉄の路線図のようになんとなく気づいてそうな君が好きです 

霧雨のようにやさしく頭を撫でられて子供扱いをされる片恋 

自転車のかごに置かれる霧雨でさされた赤い折りたたみ傘 

虹色に輝く鴨の背を見てる3分前に雨はあがった 

赤ペコのように頭が揺れているそれでも君は起きてるという 

頬伝う涙にやどる体温は先程測った35.4度 

文字化けのバグに書かれた王様の耳の秘密は保たれている 

緑色に変わる信号をあまぐもが覆いつくしてざあざあと降る 

傘を開くメアリー・ポピンズ虹をかけその内側に雨をふらせる 

霜柱を踏んで踊ろう 赤い靴を脱げなくなってもあなたといたい 

透明な日差しが入る体育館でバスケの線が3Dとなる 

おすわりの犬の眼差しで見る世界 体育座りの号令響く 

冷蔵庫においてきました 賞賛の声が欲しいな にんじんを買う 

あなたには手垢のついた灰色の言葉が残る指紋のように 

盆栽は生まれる前の夢を見て遥かな大地に思いを馳せる 

おはようが蝶々結びになる発音を好きだと思う息をみていた 

地表にて寝ぼけまなこの三日月の橙色の親しみやすさ 

たんぽぽの綿毛のように柔らかく丸いさよならを君に告げよう 

付箋紙を床に落とした小春日のブラインドからこぼれるひかり 

春風は電子レンジが温めた空気のようにもあんと香る 

肉まんを分けあうようにお互いの好きが一緒ならば悩まないよね 

旧暦の暦に時を戻さんとする十月に汗が滲んだ 

棒ベラでかき回している鈍色の少しづつしか動かぬ空気 

ささくれた指の皮めくる空っ風の三つ越えた山があなたの故郷 

ストーブの熱風のように大切なものは見えないし掴めないから 

生まれつき発達障害で腹痛や貧血並みにからだ健康 

はもっている当駅ではのアナウンスがかき消したいのは普通と思う