11年ぶりに短歌再開しました。新アララギで写生学んでいました。今は生まれつきの発達障害で、ぴかぴかの障害者として、働いています。
テーブルを除菌ティッシュで拭くようなごめんなさいは聞きたくないな 4
フライパンへ油をひいていくように路面が光りできる水たまり 2
ドレッシングのように振ろうよ 正義とか意見の相違は混ぜてしまおう 4
スコールがカーテンのように降りしきり傘もささずに駆ける人々 4
ぐずついた天気のように不機嫌があなたへうつり泣きたくなるよ 4
無造作に脱ぎ捨てられたスニーカーのように孤独は見ないで走れ 4
相づちをうつかのように手をなめるいぬのぬめりとしている舌先 4
無理をしてひきつる笑顔を浮かべてた副作用とはかかれぬ痛みに 1
羊飼いにむいてはいない午前六時 、眠れないまま朝を迎えた 4
たまねぎを刻んだ涙のようなものだからあなたは忘れるがいい 3