紗里菜    フォロー 4 フォロワー 5 投稿数 76

久しぶりに短歌詠んでます。
写実が理想です

ずるずると布団をかぶり卵型に背中を丸め眠りし吾子は 

たまねぎを刻んだ涙のようなものだからあなたは忘れるがいい 

つんとするわさびのようにこめかみへ偏頭痛来て花冷えの午後 

川面へとガラスが割れるかのように北風吹いて桜を散らす 

四分咲きの桜のような気配りの母がいるから心地よい家 

潰されたイチゴ牛乳の紙パックに愚痴閉じこめて友は微笑む 

曖昧に微笑む君の泳ぐ目が知り合い程度と教えてくれた 

例えばさチラシの裏の落書きになる言葉しか僕は言えない 

知らないという幸せをどかどかと歩く上階の住民はもつ 

薄曇を結んでひらいて太陽が弱き光を地上へ照らす 

ぐぅぐぅぐぅぐぅと寝息をたてる小型犬鼻をふとんに押しつけ眠る  

髪の毛と爪すら伸びて成長をしてるのにニートでなにもしてない 

今日もまた夕焼け小焼の時報鳴り布団の中で過ごしてしまった 

ガリガリと噛み潰せたら楽になる 自分のことが一番嫌い 

てくてくと歩いてるまに変わりたい 影は自分に私は影に  

ちょぴちょぴと水が漏れてるかのように僕の時間は無駄に過ぎゆく 

じんわりと汗がにじんでいくような不安のなかで僕は生きている 

夏囲う窓の外ではみんみんと慌ただしげに蝉が鳴いてる 

歩道から夜が始まり歩き出す女子高生の影ものまれる 

淡々とクッキーを抜いていくような昨日に今日もそして明日も 

蝉みたくじたばた動け早口の癖には負けず成長したい 

例えばさ 腹八分目がわからない いろんなことを私は知らない 

蝉みたく行動できたら大切に今日一日を生きられるはず 

ぱぁんと鳴り川下に散る花火追い人の歓声と拍手が沈む 

幾重にも列なる波紋を泳ぐ鯉のぽっかりとひらいた柔和な口元 

肉厚に葉っぱが膨らむ朝顔の一つしかない蕾をみてる 

消えたいと思う気持ちに人魚姫が可哀相とか思わなくなった 

みずたまりの端にちらちら花火映り土手には音と人の行列  

細やかな気遣いとかはできなくてお天気雨に駆け出している 

悪魔との契約交わして気を利かす その思考がさ 中二病だね