紗里菜    フォロー 4 フォロワー 5 投稿数 76

久しぶりに短歌詠んでます。
写実が理想です

アスファルトが発した熱によりぱんぱんと暖簾が揺れる両国の町 

ブランコの影を結んでしだの葉が成長できずにひょこりと生える 

真夏日の都会にいたら頑張れと言えないかもね 暑すぎるから  

紺色の夕日終わりの空伸びる皐月に僕は上着抱きゆく 

ぱちぱちとまだらな拍手がするような不安に僕は怯えているんだ 

コンパスで描くみたいなお決まりのデートプランはもうやめようよ 

くす玉を開くみたいに羽根ひろげ またたいていくなないろてんとう 

うしろ足を8はちの字にしたかいねこは ゆっくりとお尻をかかげて座る 

自転車のかごだけ避けて散る桜の 背せなで聞こえる人の歓声 

友達としてもあなたといられない鼾のような告白でした 

雪山においてきぼりの幸せがわがままばかりぶつけてしまう 

空気とか読めたらたぶんウィルスなど余計なものを僕はみている 

鳥になる夢を見ていたプラタナス横に枝葉を広げて伸びる  

不貞腐れふてくされむくれた顔よ あなたにはリスみたいに 可愛くうつれ  

首の皺をたっぷと揺らして一歩づつ亀は砂浜を踏みしめ歩く 

太陽の光り届かぬ冬の朝のまだら模様の電信柱