Utakata
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紗里菜
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11年ぶりに短歌再開しました。新アララギで写生学んでいました。今は生まれつきの発達障害で、ぴかぴかの障害者として、働いています。
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てくてくと歩いてるまに変わりたい 影は自分に私は影に
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ちょぴちょぴと水が漏れてるかのように僕の時間は無駄に過ぎゆく
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じんわりと汗がにじんでいくような不安のなかで僕は生きている
2
夏囲う窓の外ではみんみんと慌ただしげに蝉が鳴いてる
1
歩道から夜が始まり歩き出す女子高生の影ものまれる
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淡々とクッキーを抜いていくような昨日に今日もそして明日も
5
蝉みたくじたばた動け早口の癖には負けず成長したい
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例えばさ 腹八分目がわからない いろんなことを私は知らない
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蝉みたく行動できたら大切に今日一日を生きられるはず
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ぱぁんと鳴り川下に散る花火追い人の歓声と拍手が沈む
1
幾重にも列なる波紋を泳ぐ鯉のぽっかりとひらいた柔和な口元
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肉厚に葉っぱが膨らむ朝顔の一つしかない蕾をみてる
2
消えたいと思う気持ちに人魚姫が可哀相とか思わなくなった
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みずたまりの端にちらちら花火映り土手には音と人の行列
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細やかな気遣いとかはできなくてお天気雨に駆け出している
2
悪魔との契約交わして気を利かす その思考がさ 中二病だね
1
アスファルトが発した熱によりぱんぱんと暖簾が揺れる両国の町
1
ブランコの影を結んでしだの葉が成長できずにひょこりと生える
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真夏日の都会にいたら頑張れと言えないかもね 暑すぎるから
0
紺色の夕日終わりの空伸びる皐月に僕は上着抱きゆく
3
ぱちぱちとまだらな拍手がするような不安に僕は怯えているんだ
1
コンパスで描くみたいなお決まりのデートプランはもうやめようよ
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くす玉を開くみたいに羽根ひろげ またたいていくなないろてんとう
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うしろ足を8
(
はち
)
の字にしたかいねこは ゆっくりとお尻をかかげて座る
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自転車のかごだけ避けて散る桜の 背
(
せな
)
で聞こえる人の歓声
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友達としてもあなたといられない鼾のような告白でした
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雪山においてきぼりの幸せがわがままばかりぶつけてしまう
1
空気とか読めたらたぶんウィルスなど余計なものを僕はみている
3
鳥になる夢を見ていたプラタナス横に枝葉を広げて伸びる
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不貞腐れ
(
ふてくされ
)
むくれた顔よ あなたにはリスみたいに 可愛くうつれ
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