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タンポポの綿毛とばして日が暮れて買い物袋と君とご帰宅
9
向かい合いはにかみ笑い
尿
(
ゆまり
)
する携帯便座持ち歩く旅
3
不成就日 いいことなくもないみたい 合わなんだキャリーの返品案内>詐欺メールじゃないだろな
6
春が来て筆箱の中の高いペン 今か今かとその時を待つ
7
カウンターだけのお店に連れて行く まだそこまでの関係じゃない
2
押入れの母の日記は少女趣味 地続きだとは思えぬ4月
2
癖毛とか 変な形の眉だとか 出っ歯だとかを愛させてくれ
4
したあとの京阪電車は生ぬるく 含み笑いの朝の太陽
2
酷使した目頭おさえ乗る電車 まるで揺籃 おとなも眠る
4
バテぎみだ 春と夏との せめぎあい 身体思えば つわを煮ようか
4
落ち込んでいる僕のこと好きならば小さなことで狂い続けよう
1
未経験 飛び込んでみて わかること 頭でっかち やれば楽しい
7
はっさくを四つ袋でまとめ買い 必ず一つはハズレは混じるよ
7
肉球を むぎゅむぎゅにぎって 迷惑を おかけしてます 愛が止まらん
6
眩しくも燦々輝く魂は 万物照らす日輪の如し
3
狂おしいあなたに向けた感情を 言葉に出来ずにただ推しと呼ぶ
4
春だよと 野に咲く花々がうたうから そうだねと頷き 共にみる朝日
7
幾色の 飴玉手に入れ我は行く 制覇し荒野(砂場)の先ある 未来(戦場)へ
2
盛り上がる気分が欲しい過活動膀胱にもう二十年です
3
暑すぎず寒すぎもせず風そよぎ 散歩と午睡に至福の時候よ
10
私らが食べたいけれどいちご飴枝豆コロッケ賓客への品
8
しばらくは並ばないだろう売れ残りいちご飴にし来客に出す
9
私には 面白くない分からない それを面白がる君が好き
5
月の下 すみれの花咲くその丘で 夜風はオカリナの声を聴く
11
サヨナラを重ねるだけの人生に 推しの名前を刻み続ける
4
推しのこと何も知らないんだ おかしいね 死に様だけは知っているのに
2
一限を寝過ごした朝唇が君の匂いでかなり気まづい
4
アルバムの中でケーキをほおばる着物のわたし きっと大丈夫 大丈夫だよ
6
靴を履くことが面倒くさくなり つっかけ買った老いの始まり
4
箸洗うことが面倒くさくなり 割りばし使う老いの始まり
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