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あじさいの白さが移り透きとおり やがてやさしさだけになりたい
12
寂しさはさよならじゃなくその後の ひとり眺める夕焼けなんだ
9
背高い君 好きだったこと 忘れよう 合わせて履いた ハイヒールやめる
3
乳房を 湯気の中で すくいあげ その重さに さよならする日
1
こんにちは カーテン揺らし やってきた 暑さをさらう 風の妖精
1
好きな人 見つめる君に 俺はただ 気持ち隠して 友達でいる
1
家を出て すぐにイヤホン 耳にさす ほんのわずかな 自分の世界
1
平熱に擦り切れてゆく銀紙を剥がせば月は現れますか
1
あたらしいピアスを刺した右耳の三日遅れの拒絶反応
2
朝静か花なき百合の葉の上で露を
朝食
(
あさげ
)
にす てんとう虫
10
踏みつけた頭の下の顔のことを想像したことありますか
2
わたしは美しくもないし幼くもないから神の加護を受けられない
2
マジ顔で心酔してたさっきまで半乾き髪を放つたらかしで
1
「付き合ったきっかけは何?」「彼の顔、私が好きな父にそっくり」
0
初恋の人と暮らすか、初恋の人になりたい人生でした
1
塗りこめた夜にひかりをひとつ添え差し出す月の照れ隠し雲
1
先輩が結婚すると聞いた夜 式は来年七月らしい
0
冷房のなかで冷えてきた肌を担うもふもふに
包
(
くる
)
まれている
0
ノーメイクの脆弱ったら、ない夏の日傘に入りて
ビフウ
(
微風
)
の涼
0
教室のカーテンみたいな清潔さはあいにく私持っておりません
4
人間は探究心で死んでゆく還っておいで遥かなる旅
0
きっと耳ばかりが靭い新人類マスクの紐をくいと浮かべる
2
砂浜に 書いた名前と 告白を 波が勝手に 却下しちゃった
0
急な雨 買った雨傘 気がつけば 本数増えて 処理に困った
0
スマホ見る ほんの少しの 時間だけ 私のことを 見てくれたらな
1
手のひらの暴力ぐんと定期券押し当つるとき街は狭まる
3
全力を注ぎ込んだいちにちの価値を探している終末だ
2
寝顔見てそっとおでこに懺悔する あの日あの時 鉄砲玉の言葉に
1
お賽銭するのと同じ気軽さで募金できればマシになれるか?
0
鉄棒にかかったタオルの静けさが告げる人類滅亡の夏
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