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秋虫の 急きて鳴く声 田の中に 急ぐなかれよ まだ酔いの口
6
あの時のあの一言が許せずにまた同じことを秋風に思う
13
薄闇の 空を羽ばたく 蝙蝠は 秋の蚊退治の batmanかも
6
遠くから聴こえるギター
1
度だけ愛されしあの指先覚ゆ
10
恋をして愛に変わればまた人は恋を求める「愛」とは何ぞ
7
さよならが美しいってどんな恋?誰か教えてさよならの前に
11
味噌少々母から受け継ぐ隠し味きみ得意げに襞をつけおり
20
雨降りを 独りで過ごし 甘き物
矢鱈
(
やたら
)
食べたき 心地すらして
26
まだ6時 もうこんなにも暗いのか 夏から秋へそれから冬へ
14
ひそやかに蝉は卵を残し死ぬ
(
めぐり逢ひて 見しやそれとも わかぬ間に
)
雲隠れにし 夜半の月かな 057/100 紫式部
13
髪を切り気分転換雨上がる庭の植木もさっぱりとせし
7
愛よりも水で潤す循環が必ず人を育て続ける
5
雲の上夕焼けの紅思い寄せ雨の一輪傘の黒花
13
青蜜柑剥く老婆へと差し掛かる青桐の影 蝉は静まる
7
生活の詰まった街を眺めてる今日の私神様視点
5
飲み会に誘われ 行くよ。と安請合 めんどくさいが どんどん育つ
8
年末に 何も
生産
(
うま
)
ない家 一人 地獄の沙汰の
12
億待ち
6
「酒の一滴は血の一滴」とふ教育を 受けてきたので空き瓶ふりふり
11
秋が来た ぽつんと降りて 鼻先に 赤くて冷たい 実をつけて去る
5
二十二世紀にいないわたしが二十世紀梨を食べてる二十一世紀
16
草刈りの 匂い満ちたる 帰り道 青き夏まで 刈ったのは誰?
9
通いたる店の廃業相次ぎて 食べログレビューはデスノートとなり
13
ぼへさんよアイコンもとに戻してよ それじゃダメでしょ男の美学
12
駅弁をつっつきながら酒を呑む 出張帰り小さな役得
16
めずらしく絵文字使わぬ君の「!」嬉しいことでもあったのかしら。
7
「ねぇ」なんて知っているよね僕の名を君は僕をば何と呼ぶのか。
5
葉に置きて緑透きたる露の玉朝のひと房シャインマスカット
9
保育園行きたくないと君は言う答え出すことばあば我慢す
8
雨の中 ミンミンゼミの 声聞こえ 夏の終わりを 山で感じて
20
先週はなんにもなくて 今週はなにかあったがもう忘れてる
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