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真夜中のチュッがしたくてスマホ「あっ既読ないいい友達だった」
8
あれやこれ 選手のフォーム いじくって あいつはダメと 愚痴を言うコーチ
4
自販機の あたたかいお茶 売り切れで お汁粉と迷い コンポタを押す
7
頭上からロータリー車の唸る音雪の量さえ見ぬ引きこもり
30
本当は『忘れないで』と言えば良い不出来な
娘
(
こ
)
だし親不孝だし
26
母さんが忘れることはイヤなこと忘れたいから忘れると言う
27
かが朝で むが冬ならば そが古都で のが徒歩の時 がは奈良だろう
6
君の注ぐ熱々の紅茶冷ましては 沈むシュガーを飲み込めもせず
7
血圧の薬で少し冴えてきた脳血管が若返る母
23
皆が集まる水域に一石を投じればそりゃ誰でも見るさ。
7
ほらな?どんなにでかい石投げたって誰も見とらん。飛沫も上がらん。
7
タネも仕掛けも ありません 嘘だけど 本気でひとを 楽しませる人
4
吹きすさぶ凍てつくような寒風がおでんに欠かせぬ冬のスパイス
15
「じゃあ今日は失礼しますね。お世話様」親子のような他人に成れた
10
今だけの 期間限定 売り切れで 明日こそはと 二日連続
9
「ホットラテお席までお持ちしますね」白杖持った日人魚は笑った
9
夢があって別に大したことじゃないんだけど 細めた目で何を想う
7
「今どこいるの」 初恋の人がいる地が少しだけ近くに思えた
6
独りじゃない事は知っているけど ここに誰もいないから寂しい
7
深い夜 すべての時間が 押し寄せる たたかう力が 僕にはまだない
10
何時間 かけて仕込んだ 手料理は 食べて一瞬 作り手あわれ
14
好きだとか嫌いがなんだ 冷めるまでラーメン待たせた経験ないよ
5
新しい空気がさぁっと駆けて行く 船出にそっと寄り添うように
9
草原の 青を覆ひし 白銀に 玉投げる児の 手の赤きかな
9
回収が終わった後にゴミがある時間守らん奴が許せん/ゴミカゴ当番
11
新しい部誌 いつか記される 余白の日々と 君が欲しいと知った午後
6
ロボットでないことを証明しよう ストーブを消し窓を開けます
8
他人事ともう思えない、欄干のもとに落ちる花束はきいろ
9
落ち着いて ぎゅっと自分を抱きしめて 大丈夫ひとりで生きていける
12
寝たいけど泪止まらず奥二重一首詠めたら夢の中へと
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