収穫のまえの田んぼも水びたし なんとはかない人のいとなみ
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マスク外せば腐臭に眩む 食欲もなくて飲みほす一杯の水
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輸送の便とだえ幾日 からっぽの棚の奥には飴玉一つ
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白票を入れて薄氷踏み帰る きれいごとしかいわないやつら
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きょうはもうさすがに限界 見返れば一日掘って数十メートル
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親亀のこけて子亀は青雲の出づるが如く独り立ちせむ
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潮風に 記憶の端の あの夏へ 一生に一度の 思いを乗せて
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君の夢みたと送れば素っ気なく「夢はみるけど覚えていない」
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神饌(しんせん)に灌(そそ)くひかりは清清(せいせい)と やはらかな白 ふゆの陽(ひ)に似て
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明け方は毎回 違う顔見せり 空を泣かせたり 笑わせたり
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原爆の瓦礫の横で球を打つ 腕白「ごん太」の夢は飛びゆく / 哀悼、張本選手
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「ねるときにほっこりするのがいいのよ」と電気敷き毛布を妻は白露に
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湯気の先二度頷きて笑み零れ天津チャーハンで仲なおり
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月を見て泣くのは誰かかぐや姫間貫一狼男
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ひとり見るあまりに惜しくアケボノソウあまたの心咲かせてみたく
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朝焼けをひっそり見届け満ち足りた笑を浮かべて姿消す月
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君も今 胸が焦がれて泣きたくて叫びたい夜だったらいいのに
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秋雨に 足元冷ゆるこんな夜は 湯豆腐肴(アテ)に熱燗恋し 
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九十九里 連なる浜に 千鳥舞う 海の彼方に 出し入道
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自転車で 通学するのは 良いのです 一輪車には 許可は出ません
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長き夜 空のご機嫌 伺えば  我知らぬ間に オリオンの星
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今朝もまた 吾を見守る父母夫(ちちははおっと) 窓辺のフォトに笑顔で「おはよう!」
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ichi1
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wazuk
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ふみちゃんの母さんの味ちらし寿司、椎茸の手間を今に知りたる
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我儘に応え続けてかの月へ 返さぬように 愛するように
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雨降りの大洗港へ停泊し一輪萌ゆるサンフラワーや
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五色菜の納豆蕎麦に汁かけてゴシャ混ぜ出来る特権も食む
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ぶつけ合う刃に火が散って街が燃え瓦礫に民は泣くしか出来ぬ
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束の間の抑止は出来ど暴力は恨みを増やし役に立たない
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