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春紫苑
(
ハルジオン
)
引っこ抜かれし身分なり されど
健気
(
けなげ
)
に
笑
(
え
)
みて
佇
(
たたず
)
む
18
予報では「黄砂土砂降り」するはずと妻の知人の言い張る春や
13
新緑と 苔むした庭 朝のカフェ 貴女と過ごす 癒された我
24
白い空 今日は一日雨が降る 傘は面倒 黒い空では
6
ドアなれば出てから閉めるを逆しまにおでこぶつける茶飯事となり
14
朝陽射す 垣根しなだれ 朝顔の 陽背負いその影 薄れ消えゆく 一日花の儚さよ
4
目の前は身ぶり手ぶりのエンドレス私は死んだ人と対話す
9
win - win - win 僕は自己満伝道師キレイに糧る日々の仕事は
13
春の宵 霞かかりて 朧月 月の影射し 水なき空に 引いてはよせて 白一色 波桜
4
街中の空き家棲み処となりたるや轢かれし
鼬
(
いたち
)
子らのありしや
11
街路樹の長き枝
萌
(
めぐ
)
みぬ若葉 バス通りに 緑のトンネル
29
さり気なく 軍国主義が 近づいて つつがなきこと 悪しき予兆
11
街中に棲みにし
鼬
(
いたち
)
轢かれたり投げ入れられるゴミ収集車
12
烏さん 何か
咥
(
くわ
)
えて 巣作りか 朝に昼なに 勤勉なりし
15
あめのあさ アンモニャイトの ねこ眺む ひとり足りぬよ 段ボールかな
25
ラジオからカセットへ落としたアオハルにクリックひとつアクセスしたり
9
旅の空 朧月夜の 桜散る 幾山越えて 大海渡り 夢追いかけて 桜咲けども 散りゆくは 心静けし
4
この山の 「形・濃淡 」 ブロッコリー 新緑の頃 食べて候
14
ひんやりな布マスク数の少なさに夏日でかすめどまだまだ四月
19
哥らしき 哥は詠めども よき哥ぞ 年経(ふ)るなべに 詠みかたき知る
14
そよ風に髪をふわりとなびかせて足取り軽き春の坂道
13
猫族に なき醜態と 竈猫(かまどねこ) 耳目を凝らす 夫婦喧嘩に /『吾輩は猫~』
12
早く寝て 明日に備えむ ガラス戸の 亀虫消えて 夜ぞくだちける
13
山ほどの 借金による 豊かさの 揺らぎてついに 武器に手を出す /武器輸出緩和
13
帰る雁 泣きしたたり 冴ゆる空 風吹き荒び 魂透き通して 静心
5
梅の木は 緑を増して 若々し 花を落として 自由を謳歌
18
茜空 入り陽薄れて 水際に 引いては寄せる貝殻ひとつ 拾いてこぼれ 独り戯れ 秋の暮れ 影を長くし 帰路につく
3
皐月晴れ飛行機雲が線を引く魚も追わぬ舟が一艘
8
七十路のプレイリストに流れくる🎵 だけど僕たち若者がいる
10
無花果
(
いちじく
)
の木がある家で育ったら
い
(
・
)
つしか
地軸
(
・・・
)
は禁忌を冒し (平屋の庭に)
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