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白髪のメイドは窪んだまなこして 主なき城守り続ける
7
採血は 定期テストの ようなもの だけど数字は 低きが
宜
(
よろ
)
し
14
履歴書の 空白うめる 綺麗ごと 書いてはひとり 笑い止まらず ・お題「履歴書」
4
今気づく「文春してる」が常態化 かの国 ナッツ、サッカーまでも
8
アルミ敷く床は冷たしされどなお冬を照らせる 銀のぬくもり
5
一Kに四人縦寝の冬の夜 寝息時々末子夜泣き
5
人はみな前を向こうと言うけれど この前のことは後ろにあるの
9
相部屋の 向かいのベッドの じいさんが ナースコールを また押している
5
作る人調理する手間考えて採れた野菜が冷蔵庫の隅
5
作るなら調理する手間考えて採れた野菜が冷蔵庫の隅
6
この人が 最初に死ぬのは おかしいと 母の推測 奴が黒幕
3
さりし背を夢もうつつも不可思議の ひかりとみずよみちびいてたも
12
憎き蚊を 猫の化身と 見立てらば 血を吸はれとて 笑ひて許す/猫好きな姪の発想
19
サインペンの蓋を開けたままにして取り返しのつかなさに浸る
7
「タタールの軛」を受けずにすんだこと 鎌倉武士と台風ありがと
11
小糠雨 ポツンと無人の販売所 こころ細げに胡瓜が並ぶ
26
断捨離し物は少なに見ゆれども蔵に余れるよろづのそなへ
7
ハイヒールこの日のために買ったのに彼の肩まで届かぬ私
9
徒然にこのごろ思うなんとなくショート動画と短歌は似てる
15
此の地には なんにもないと 人は言う 物言わぬ
宝
(
もの
)
目には入りつつ
18
夕暮れの「七つの子」てふメロディーにゆれる遠吠え夏の老犬
29
国ごとに 突き付けられた 課題あり 「 スカートめくる アメリカ・日本 」
10
風もなき 夜の宴の サワサワと 深き闇へと 眠り行くなり
13
我が利き手 人とは違ふ左利き 不便はあるも良きこと数多
16
目が覚めて家事を終わらせ床に着く 鳥の囀り空は白藍
12
またひとつ書斎の窓辺に鉢植ふゆ。うまかりき実のおもひでの種で
5
種の科で蒔き方土も変える花気遣う日々に知識増しゆく
19
ハチャノフは平井堅似と気が付けど瞳閉じれぬウィンブルドン
13
釣り料理花々育て自転車とバイクに夢を乗せて歌いむ
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伸びし茎揃えて風の良く通る草花たちの我は理髪師
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