虫送り黄昏せまる千枚田 夏の終はりを告げるかがり火
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絵手紙を紙飛行機に托す秋 遠きあの日の一歩踏み出す
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モノクロの写真に色の戻りては息遣いまで蘇りくる
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レーズンパン ねこがねらうよ きけんだよ れーずんはだめ ぶどうもだめよ
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はたた神鎮めマリアの不整脈 天の怒りを我が身にうつし
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晴れた日に河原の芝生寝転んで雲を見ながら風を感じる
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半化粧目覚めし猫か眉をひき 雨の匂ひのしたたる窓辺
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ハーレーのエンジン音が消え去ってさて次の店早く行かねば
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五連休 流石に中日持て余し孫連れて来ると次男云ふ/予定に入れたらしい
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無になりて 見る星空の さやけさや 更けゆく夜に ただ浸りなむ
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発破かけ石を切り出す我が祖父の後ろに背負う戦地での日々
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夕飯の支度しながら蒸す手間も気億劫(きおっくう)さも初さつま芋
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しみったれそういう言葉投げつけて走って行った友は元気か
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色々とあるのよなどとファミレスの後ろの席の相談聞こえ
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黒纏い 頭を垂れる 向日葵は 死にゆく夏の 葬列をなす
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夢の中 洋酒の香り 満ち満ちて ギャング野郎と 雌雄は付かず
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いつだって 楽しかったよありがとう 言える気持ちで生活したい
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みょうが汁好きだと言っておかわりを母にねだった幼き茶の間
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消え入りぬ言葉の影さえ見失ふ かたちなきもの手触り残し
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絶対に泣くから一人のときに読む 犬の最期の出てくる本は
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天低く 肥えているのは 降水帯  秋空くんよ 会いたいよう
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長雨が止んで見上げる大空は秋色深し風が身にしむ
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わたしにはぜひ叶えたい夢がある生テレビでの短歌大喜利
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猟銃で 信濃の國の 氈鹿を 撃ちて飛び散る 血潮止まらず
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すれ違うわずかなご縁にこやかに涼しい朝の空気纏て
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ツンとする?それともマイルド?酸味ほのかにクセを抑えたやさしいあなた
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永いこと何に追われているのかと思い聴いてた赤とんぼ唄/追われてみるって酔狂な…
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遠回りばかりしてきた人生の最後の角で君に出会った
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晴れ渡る 空に気高く 連ねたる 白馬連峰 聳えたりけり
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トーストの焦げめパリッと香ばしくそんな日々へと老いてゆくのか
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