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さしのべた手は優しさか迷惑か 花と散れずに枝つく枯れ葉
13
初雪が名残りの柿を白く染めめぐりそこねた季節を隠す
23
妻と母 語らい尽きぬ 昼下がり ひかりの束の 天窓の下
23
ねこたちは すやすやねてる 寝かしとこ おかあちゃんは 寝室で練習
19
おみかんと トマトスープのパスタ食む 左手の桜ネイルだけ 塗り直し
20
内容は自分で考え 定型に落とし込むのはAI任せ
7
新しい
OS
が追加したものは 古いワードを開かせないこと
8
満たされた同じ時間を過ごしてるようで違った目の向く先は
26
あたたかいミルクに溶かす高純度の絶望飲みこんで吐いたら死
7
ノアールを スーパーカップに のせて食う うるせーBBA 今日はお休み
7
呑み込んで言わずに終わる後悔と思うまま言った後悔どちらも重く
27
心折れ 今を嘆きし 老木に 接ぎ木を成して 見届ける妻
20
極寒に足先感覚なくなりて歩けどさながら幽霊のよう
10
在りし日の 伝記漫画の
啄木
(
たくぼく
)
を ブタキと読みぬ少年
可笑
(
をか
)
し
28
災
(
わざわい
)
は
一切全
(
いっさいすべ
)
てを 奪い去る されどそれすら
糧
(
かて
)
と
為
(
な
)
す君
16
ヒイッヒイッと名残りの柿にひよどりが飛んで帰ってまた大騒ぎ
17
この道を選ばなければ…なんてまだ言ってる私しっかりしろよ
21
観覧券 譲り受けるも 悩ましき ご当選の方は所用有り(どーしよ)
15
人生は たった一度と いうことを 常に思えば 今よりおかし
15
天涯の孤物となりて今更に人渦に飲まる神の悪戯
14
窓の外降る雪眺めあたたかなマグ包む手に思い出す
体温
(
ねつ
)
10
居るだけで役に立ってる植物にあこがれを抱く今日はそんな日
33
かーてんを あけるとチビ猫 おりてくる 「ひめべっど」なのよ おきにいりだよ
20
いちごの日 あまおう苺のヨーグルト 食べてもだれも 文句は言わない
20
空洞のある老木なれどポツポツと白梅咲けりぬくき日差しに
34
冬の朝毛布ピタリとたたむればひかり優しき君が横顔
17
通知なる きみどり色の君の声より 誰かの
🖤
(
いいね
)
を知りたい指先
8
題∶「出勤時」 出で立ちて 後に気づけし 乱れ髪 人目を思い 胸に忍ばる
15
抱きしめてママの代わりの
ピンチ・ヒッター
(
お兄さん
)
抱きしめてまだ置いてかないで
6
大井川鉄道夢の吊橋を渡れば夢のよう夢ん中
20
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