動く絵に消せるバツなき広告の不気味なる世を逃れ泡沫Utakata
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満開の 桜の枝と 握手して 優しく今も祖母はほほ笑む 
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雨の夜に灯る道辺のハナミズキ傘を畳んで見上げてしまう
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渡してと 店員へ言い 品を入れ レジ待ち人の ストレス緩和
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未読無視したあの日の私のことを パン粉をまぶして揚げてやりたい
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保育所はまだ阿鼻叫喚の花曇り 数年ぶりのヒールを磨く
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行間を読めない私を嘲笑う一番星の鋭さがほしい
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月曜が早く来いよと思うのは今日朝ゴミを出すの忘れた/生ゴミは月木
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ちょぴんちょぴん雨垂れの音 耳に添い明日は晴れて薫風吹くか
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一が悲で 十が楽しいとしたときに いつもマイナス五の顔のきみ
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クリスマスシーズン限定のコーラがまだ売られてるドラッグストア
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踏切に引っかかるという一文がこの道では暗号のようなもの
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今年また熊鈴磨く春が来るきみに知らせる私の居場所
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Netflixネトフリ で WBC 観たけれど ハマったものは 愛の不時着
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雨の中不調半端じゃないけれど知らず優しくなっていくんだ
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不忍(しのばず)の池にデリバリわが鯉は高野豆腐をヒモのノルマで(百人一首・四十)
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老中が殿のを締めて四股踏むとあらわにナニがフンドシの(きわ)(百人一首・三十九)
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煩うなヒバゴン獲れず痴漢して井戸に落ちてもモズクあるから(百人一首・三十八)
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ミラクルに稼ぎ乏しく飽きぬ間は貫き通す玉子フリカケ(百人一首・三十七)
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笑うとこ見たくないって思っちゃうぐらい自分の弱さばっかり知った
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七つほどサバ読みながらあけすけなクマに五十路と突き止められる(百人一首・三十六)
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人買いがモロミとシラスふるさとのアマゾン川のカニに届ける(百人一首・三十五)
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出会わなきゃ傷つかないと思ったよ、さよならなんて遅すぎたんだ
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(かれ)と知る日突然ダシガラにまさか私も鴨なら肉に(百人一首・三十四)
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膝肩(ひざかた)左喉奥(ひだりのどおく)腫れたのに診ることもなく鼻を切るヤブ(百人一首・三十三)
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ヤマ絡むカネを掛けたるしがらみは騙しもあへず揉み消してケリ!(百人一首・三十二)
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朝ドラをカリカリ付きで見るまでは腰のタコにはブレぬ白猫(百人一首・三十一)
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あぁ夏が来る 潮騒の 意味もなく 独り両足 波に濡らして/(再掲)
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「待ったよね」 2秒後に頷く僕 素直な返事 夜8時を過ぎ 2秒を悔やむ
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春霞 山の端映える 若葉の香  目には見えねど 匂い爽やか  夏は来ぬ
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