「寒いからあたたかくして寝るんだよ」その言葉に包まっておやすみ
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すぐそこの春の気配をかき消してびゅんびゅん吹雪く冬のプライド
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ぼんやりと 車窓流れる雲見つめつ 春の夕暮れ 君待つ我が家へ
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背の丈が ぐんと伸びゆく孫たちの 幼さ残る笑顔に癒され
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もう桜咲いてしまうよ咲くんだよ咲くんだよあなたがいなくても
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阿佐ヶ谷のここ何処だろとテレビみるもう二十年行ってないのに
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WBC 生で試合観れずとも ドームの外で熱気分かち合う
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超法規的と聞くと思い浮かぶスーパー法規マンの白い歯
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ああのの!!!!えあっㅤとごㅤめいんやなㅤさすいいㅤまいせいんえ 先先どどううぞぞ あえㅤっじㅤゃそㅤのあㅤのつ 付付ききああっってて下下ささいい
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集合写真に見知らぬ顔ひとつ誰何なん貴方こいつは あ、おれかこれ
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用あると 見え透く手口 つかわれて 「あ、そう」とさらりと 背を向けてゆく
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春立てど体立だぬ午前五時真夜中の誘惑も役立たず
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寒風や「期間限定」につられて食む春色のアイスクリーム
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息子帰省 いそいそ始む ご飯作り われはやっぱり 甘き親かな
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なぜなのか こんな花粉の多い日に  ティッシュ配りに 会えず苦しむ
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引き出しの中で揺らめく湖に泳ぐピラニア食べかけの指
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おべんとう 今日のスタメン ハンバーグ トマト きんぴら たまごやき二個
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属性を捨てて至れる 三月のキャンパスの風 頬を撫づ朝
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今週の乱高下する血圧はひとまず忘れカラオケに行く
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週末の通勤電車は人まばら朝七時からの二度寝が褒美
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闇のなかフロントシート倒しゆく境界線がなくなるような
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偉そうに 言ってしまうと いい女性ひとを 選んでください  あなたに幸あれ
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八の字に富士の春雪かすみゆき八雲神社の水仙揺れる
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月こもる 闇より出づる 旅人は 巡り会うため 光の海へ
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平和へとつなぐ力は必ずや争いごとのアンチに過ぎぬ
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〽しろいひかりのなかにやまなみは燃え てるよねやばい119して
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息の根を止める流れを今止めて平和を作る力が欲しい 
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あああああㅤ叫ぶれどㅤあああああああㅤげに閑きやㅤあああああㅤ憂きの夜のㅤあああああああㅤ真暗に埋もるㅤ助けてください
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アオサギよ 引地川より 飛び立ちて 何処へ行くのか 春の光へ
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「寂しさの終てなむ国」など無かったと今なら言えるそれもさびしい
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