「大丈夫?🥺」その一言が聞きたくて 肥溜めに身を投げる相互垢フォロー
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猿人が初めて歩いた夏の日に蝉はやっぱりミンミン鳴いた
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一行で暴言にならないように言えることってあんまりないの
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デカいだけ前戯は下手くそ顔はいい  ラインはマメだがホテル奢らず
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足フェチのあなたは満足したかしら  ヒールで蒸れたストッキングの先
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大声でホテルでイクのは好きだけど、それはあなたが満足するから
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三年半、あなたと付き合ってみたよ。 結局ラインで別れた三時間半。
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バイブから始まる恋もあるけれどわたしはやっぱり貴方が憎い
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栗饅頭 並べてみれば 匂い出で 毛無草とてすべて飲み干す
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別れ際 繁る鮑に思い馳せ 花火飛び散る夏の日の夜
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いにしえの糠に浸かりし一本のとぐろを巻いた胡瓜をむさぼる
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愛されぬ 花はいずれは 萎れゆき 土に還りて 忘れ去られて
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好きな人 数えてみれば 一握り 片手で足りる 緊急事態
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暗き過去 背負い続ければ 深き傷 人目も避ける 性格となり
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行くとこも 来る人もなし 自らが 思うようには 人に好かれず
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ラーメンはひとりで食べて帰ります 愛に継ぎ目があるなら今日だ
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今日もまた閉じ込められてふる里の 在来線に人影はなし
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なにうたうからっぽのまま何詠う生きてるあかしが欲しいんだよ
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進化する野生の雑草抜くことが 朝のスポーツ草いきれ嗅ぐ
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今はもうどこにもいない君なので どこにでも君の姿を見るのだ
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昼間とは違う顔して笑う君 線香花火の匂いの向こう
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東京でいちばんえらい人になる予定の人の名前が並ぶ
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化粧塩美しく身を整えし豊かなる死でもてなす鮎は
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「私」というまとまりはほらかき氷のように崩れやすいけど、在る
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ひとびとにひとりひとりに道はあり あしたの朝に卵がひとつ
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あまたある意味さえ濾してさしだしてぼくらは歩く海への道を
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季節とは挟みこまれたフライヤー やがて岸辺にカモメが届く
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(語彙力)か文学的のどちらかに振り分けられるベルトコンベア
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永遠に 生きることより 面白い ことはなかろう 気長に暮らせ
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ぶち当たれ 何か鉱脈 掘り当てて ハピーエンドで 終わろじゃないか
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