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張り裂けそうな声たちに 誰かがそっとマイクを渡す
3
ねこちゃんにふみふみされて着てた服ふわふわ色へ染められてにこ
3
プラネタリウム天の川の時間の大きさフードコートのスンドゥブに溶け込んで
2
満面の笑みでほおばるハンバーグ 「今日はいい日。」とつぶやく息子
14
薄れてく あの子の声と 恋心 刺激が無くて 歌が詠めない
7
日曜日 貴重な休みが刻々と 儚く無情に過ぎ去っていく
11
保存水賞味期限が近づいて感謝して飲む事なき五年に
17
この曲を聴いてはならぬ幸せな貴方との日々吾を苦しめる
23
春風に 乗って来る匂い 旨そうな 匂いにつられ 腹は鳴る成り
5
あをによし
國内
(
くぬち
)
を過ぎてゆく春の
靑葉
(
あをば
)
を吹きて風の
薰
(
かを
)
らむ
4
三本の冠動脈に四つ目のステント
入
(
い
)
るや
七十二歳
(
ななじゅうに
)
、春/連休明けに予定
11
「行きたくない」放り出される朝7時。はめるイヤフォン、ユートピア行き
8
夢残滓 薄れる霧を 掴まんとす 空切る思考 神のまにまに
6
本当にやりたいことが何もなくてくだらないことをし続けてしまう
6
当たらないiPhoneの予報言い訳に 何処も出かけずミルクバリュー
7
賞味期限間近のクッキー やっと食む 温存し過ぎて日付が過ぎる
18
雨だけど 今日はねこたち げんきなり はしりまわって どあもあけちゃう
13
おかあちゃん おきるのまってる ちま猫や ぼーるあそびは していたけどね
9
黄砂・花粉・
P
M
2.5
などチェックして 今日も部屋干し 青空恨めし
12
豆苗の収穫も
早
(
はや
)
3回目いいねやっぱりすごいねやっぱり
14
雲頂の波間を越えて蒼天をまどろみながら運ばれてゆく
7
何なのか分からないけどなんとなく幸せ感の一瞬がある
13
統計の父ありて確実に死すきみらやさしかる絞首臺へ誘ふも
12
父母優生学に分別すはなはだしくおそろしき医師ある
12
仮面劇にはたれもが左右へへだたりて中央には翼賛図、曲々し
12
自傷のごとき自嘲に充ち充ちて畢竟死は喜劇俳優に外ならず
13
馴犬支配しゆき叱責す主人のかなし頸枷を牽く
8
どんよりと 空は分厚い 雲ばかり 吹き飛ばす我 心は
昇々
(
じょうじょう
)
8
五月雨の戦場ヶ原炎燃え影なき媼の
背
(
せな
)
は悲しき
7
終了と同時にあゝの献上は決勝点だハンドの悲劇
6
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