前歯がない男はたいていクズだからやめろと2ちゃんに書いてあった
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起きてすぐ君が歯みがきしていたらブラのホックはずされる合図
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先延ばしした告白を手遅れにすまいと夜毎に香るバナナ
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酒飲んで気持ちが悪い九時前に水をがぶ飲みビールは一本
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笛ふいて酒がうまくて寝ころんで 明日もこのまま過ぎていけばいい
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余すことなく口づけて 日輪に愛された跡を消してみせてよ
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寝不足加速 眼ショボショボ 冬はショボショボ ショボショボ 合わせてショボショボ ショボショボ
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キスくらいプログラミングしてあると上目遣いでペッパーの意地
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無理矢理に脳の傷みを葬れば愛は此処だと心が叫ぶ
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親の目の 届かぬとこで 覚え知る 素敵な言葉と そうでないのと
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つま先の 呼吸をとめて 背伸びして どこに行くのか 今日の私は
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やがて落ちゆく花たちを嘆いてたきみの紅茶に芥子の花弁を
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食事券 婚活デート する孫に 頑張って恋 笑顔で贈る
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さようなら 蝉横たわる 夏終わり 学生最後の 夏服しまう
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ひとひらの人生なんていうなれば"NullPointerException"夕陽に消えた蜃気楼たち
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歌屑をひとひらひとひらちぎり入れ硝子にまはす万華鏡かな
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みづ玉のほの明き吐息しきつめるまろき桂の冬への小径
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植物と交感しあふ影うつす白壁のうすき以心伝心
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時間がまだ「海」と呼ばれていた頃を知る美しき横顔のひと
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少年に道を説くのは嫌いだけど 大人は長いほんとうに長い
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闇龗くらおかみやどれる沢のもみぢ葉は十束剣とつかつるぎの血しずくと見ゆ
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うまさけの→三輪ばかりではうら寂し テロワールこそ八百千万やおちよろず
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温かな 誰かの青春 眺めつつ 半額になった弁当をチン
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下心無いことも無く読みふける 寂聴訳の源氏物語
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キラキラもトキメキもなし友もなし それでも一度も吸えなかった煙草
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しなくても良い苦労などしなくても良いんだ 連鎖 止めて良いんだ
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肌色は 人の数だけ 違うもの 心の色も みんなそれぞれ
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スルメイカ 噛めば噛むほど 味が出る 僕の人生 こうでありたい
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震えてる 君を抱きよせ ただそっと 何も言わずに カラダをさする
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雨ふりに零れおちくる歌屑のほつりほつりと染み入りそむる
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