ささみ    フォロー 2 フォロワー 0 投稿数 18

気が向いたらここに来ます

夢がる木があるという もぎ取ると途端に夢で無くなるそうな 

「この手紙があなたの手に落ちる頃には」郵便受けに21g 

君想い跳ねる第二の心臓を蓋で閉じこめ「亠心心」の字となる 

さようなら 別れの春が来る前に きみの寝息が幼いうちに 

知っている 愛想笑いの誰しもが第一声は泣いていたこと 

街灯を全て消したくなる夜は目には見えない雨が降ってる 

どこからか採ってきた花を撮る 二度奪われてもう花瓶は棺 

孤独には対義語はない 真夜中にきみとなぞった淵のぬくもり 

心とは 記憶の中の紫陽花が現実よりも花らしいこと 

「ごめんなさい」「今更いいよ」「良くないわ」「割れたら元には戻らないんだ」 

あなたにも私と同じ心がある そう思い込み百年が過ぐ 

この文字の後ろにどんな人間が生きていたのか 君に見えるか 

流れゆく時間ときはこの目に見えるもの 薄ら消えゆくサンダルの跡 

痛むから 君の笑顔は僕の傷口 唇を唇で塞ぐ 

偽りの顔と名前をこしらえて泳ぐ 全てが文字となる海 

深夜二時 頭もたげた性欲と呆れて見下ろす社会的俺 

仰ぎ見ればいとも容易たやすく広がる光 閉じていたのは私だったか 

身の凍る朝にも山の頂は うららのひかり吸って目覚める