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夏草へうづもれゐたる兵數多。骨晒れて芥子色の帽垂は
9
知らぬ間に過度な期待をされる君 しかしそれすら一足飛びで
6
季を跨ぎそれでも尚まだ君思う 楽しかったね、全てのことが
7
苔の生すへ、軍は果てて死ににけり。夏虫の絶ゑしかそけさ
7
混み合って君の背骨に手を当てば貝殻のよう 夏の砂浜
14
われわれは優生学の黄昏に未來過去へのプルトンの鐘を負ふ
8
万国旗 ゆめのやうなる朝の空へ人は手をさしのべてをりぬ へ
6
志願せる少年兵はためらはず窃盗、強姦、虐殺す けふのことだよ
8
「兵器には自由があってころしてくれるぼくたちの敵に 自由は?」
6
夕立にググってみたら漱石が生まれた年に龍馬が死んで
11
アラート音 観劇途中 鳴り響く アナウンス入り 怖いほど静か
5
踏切が閉まって夏が待ちぼうけ 沖縄だけにつく晴れマーク
6
45
年昔のアニメをネタにして歌を詠めるも平和の証よ
5
「母ちゃんはもう何も言わん!」決めたのに気になる宿題
進捗
(
しんちょく
)
具合い
18
雑草と草木をまとめて呼ぶあなたならば私も只のオンナか
9
暦に丸付けた日目指す毎日は各駅停車のように長くて
7
気がつけば靴も鞄もTシャツも電車柄だね二歳のわが子
37
サンマロは眼鏡をかけている時といない時あるややこしい奴/ガンダムかるた
4
夏風邪に倒れるようなこの僕は 恋を伝える声すらないわ笑
6
バリバリの少女漫画を傍らに 納豆汁とおにぎりを食む>ベルばらとかね
12
路地裏の猫じゃらしの穂そよ揺れて孫ら迎える秋風の立つ
15
ミノフスキー粒子もし撒けば、今の
戦
(
いくさ
)
もせめて白兵戦に(ガンダムかるた)
5
初カノと覚えたカフェの夏の味 父のロックアイスを盗んだ
2
科博プール図書館電車 八月の雨戸を閉めた微睡みの家
5
コンパスよ 余多の命狩る地獄
自由
(
キラ
)
を遣わせ 世界の子らに
10
お互いにキスする瞬間目を開ける いつまで経ってもキスができない
3
きみの「はい」という声から恋はじまったから拐われてくれないか
6
暮れなずむ前田さん
家
(
ち
)
天ぷらのかおりまとひて黄金夢想
6
関西の血
馥
(
ふく
)
郁
(
いく
)
たるおもしれー女は ハム語パーへくちなり
5
あなたってあたしの入水自殺の枷にはなってくれない 浮かぶ
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