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満月にスマートフォンのライトを当ててみる 大負けの真夜中
8
儚さと交わることない君だから愛していたよ儚い愛で
2
愛されて育ったあなたといた日々は年中行事を大事にできた
9
歌いつつ自転車を漕ぐ人が行く秋の真昼の心地よければ
15
口ずさむ金木犀の咲く道で 君の瞳は一万ボルト と
6
いつもそう「何時に帰る?」LINEくる やっぱ末っ子26歳の
息子
(
きみ
)
14
左右逆 エスカレーターに慣れる頃 旅は終わりて日常へ向かう
15
左右逆 エスカレーターに気付く時 今旅先にいることの実感
16
スポーツは苦手意識は無いけれどするより見る派お家観戦
6
この風はちとせももとせ
経巡
(
へめぐ
)
りて預かりし名のひとはうたかた
9
秋の朝眠気ざましのカフェオレどちらか迷うホットかアイス
9
静けきの庭に枯れ果つ曼殊沙華 振り子時計を揺らす秋風
19
畢生は逃げ遅れたる風鈴の秋風かこつ神無月の日
8
朝会でまわりがみんなバカに見え 屋上に行き大の字で寝る
5
その元気 少しは分けて欲しいわな キミのことだよ
ムダ毛毛根
(
むだげもうこん
)
9
秋陽あび緑つややかなミニトマト。早く色づけ!霜ふるまえに
12
尊厳死、やがて問われることならん あなたはいまだそんげんしないの?
5
熟した葉濁りは旨み言ったじゃん茶葉に甘みを求めないでよ
5
寂しいといけないからねと理由つけ 隙間埋めゆく弁当の朝
12
パラパラを前で踊っているひとの 後でぼーっと立っているひと
8
家路へのももいろの空夕暮れの育ちゆくかな上弦の月
33
澄む秋に 紅い
柘榴
(
ザクロ
)
が 口を開け 赤紫の 色鮮やかに
22
お袋の味が恋しくなってきた袋タイプの焼きそばを買う
16
ノイズかな作ってくれたボカロ曲 そこだけ聞くと死 ね ば い い の に
3
おかん晩ご飯なんなん生姜焼き退屈なフルコースの肉
4
想い人多くの出会い重ねたが初めてなるか許されぬ恋
12
なら何故に夢にまで出て微笑むか ならば構わぬ毒皿食らえ/何もしてませんよ!
7
好きだとて気持ちブレーキかけざるを得ぬはあのひと
他人
(
ひと
)
の妻ゆえ/えっ
!?
9
水滴をいちいち受け止め鳴るシンク 大げさなんだよ泣いたくらいで
9
宝石は傷つけられて輝いている 傷を傷とも見せないままで
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