透明少女なりたいなりたい(なれません)弦切れました、みみ、やぶけました
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からいのは生姜なんだししょうがない喉の痛みは病気ではない
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声かけで創る文明=信頼と連携率で最後に笑う
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みんな死ぬ 生きてる限り 大声で 言ってみたいよ やけのやんぱち
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成功し 自慢たっぷり 社長さん 皆がすり寄る やけのやんぱち
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そういえば 幼い頃は ひどかった 今はまだまし やけのやんぱち
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人生は 修行と思う 偉人達 名声もなく やけのやんぱち
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治せない 医者や薬に 金返せ 言わせてほしい やけのやんぱち
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痛いから 医者に見せたが 肩こりと 診断された やけのやんぱち
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貧乏も 若い頃なら 楽しいが 老いては滲みる やけのやんぱち
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パパ活と 聞いてはいたが 現実に あの子も去った やけのやんぱち
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定年後 遊んで暮らす 計画が 甘くはないぜ やけのやんぱち
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目も鼻も 肩腕手まで 奪われて 歩き回れよ やけのやんぱち
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遺伝子を運ぶバイトが馬鹿らしくなってそこらの川に投げ込む
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目に砂鉄いりてぽろぽろこぼしつつ行進したり小一の夏
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陽の当たる場所で生きていけないならあなたが作る影で生きよう
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この痛みを抱えて生きてくくらいなら いっそこの場でしねたらいいのに
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ワガママの方向性が分からない そんなに飲みたい?水道水を
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日の丸をつけるメンバー胸躍る 顔と名前がこちらは一致
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雲間から光り射し込み音もせず鳶がゆっくり旋回をする
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手を握るそれも営み降る雪もいずれは融けて海へと帰る
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半分に開けられているドアがあり開けるか閉めるか考えている
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白球が何処へと飛んでいくのかは神様だって分かりはしない
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精魂を込めてあなたが縫い上げた真冬を一つ心にしまう
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大至急帰りたい気持ち揺るがした  はっきり見える雪の結晶
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きまぐれな完璧主義がまたぼくのねむりのはじまりを邪魔している
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1秒に1回点滅する線と睨み合っては和解する日々
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君に抱かれるだけ抱かれ からっぽを抱えた朝の池袋駅
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後ろ髪引かれる君は「さよなら」と玄関を出る 痛快な雨
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空だけが見える踊り場の高窓  上り階段は空中都市
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