超混みの水曜車道がのろのろでブレーキランプがウインクを
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好きな子と出掛ける夢と 会話すらできぬ現実 入れ替えてくれ
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怒らずに向こうを見てよ、お母さん。あの死刑囚、字がきれいだよ。
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新しい演奏記号のai(アド・インフィニトゥム)は「無限に」の意で終わりなき曲
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この歌もそうなのだけどひとは皆ひとを退しりぞけ前に出ている
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朝起きて 右手で火を打ち 煙吸う 命と引き換え 一時の休息
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早起きが出来ずに通う病院で早寝をしろと言われて困る
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暗転し足音だけが響く間に確かな質量ひとつ感じる
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足の裏を何度も見せる金色 ブロードウェイのような還暦
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トンネルで電波が切れて助かった  推しで死ぬには十分な時間
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寂しさを 紛らわせたい それなのに 夢は見られず 妄想も散る
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ペガススの広げる翼見上げつつ試されながらぼくら寄り添う
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アイスが食べたい買ってきて 欲しいのはアイスなのか話し相手か
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割れた器 毀こぼれた恋 繋ぎ止めたくて 溢れた言葉 溺れる思い
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やりたくない あれもこれもが やりたくない されども毎日 食らう飯
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五七五七七の中に閉じ込めた君には見せぬ藍色の夢
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好いてる理由わけは 数あれど 見つからぬは 嫌う理由 終わらぬいつかの恋
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何しても どうしてなのか 見つからぬ 一体何が 私を生かす
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鞭打てど 進まぬ身体 見えぬ道 思いは遠く ついぞ立ち止まる
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偽りの顔と名前をこしらえて泳ぐ 全てが文字となる海
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深夜二時 頭もたげた性欲と呆れて見下ろす社会的俺
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角がとれ 丸くなったと 言われるは うれしいようで どこか淋しい
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知らぬ間に食いしばった歯ゆるめれば 自然と笑顔 戻ってくるさ
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『オレンジ』と名を冠してる建物の看板以外すべて偽り
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‪せめて死ぬときは惜しまれたい いまだ、いまだとまた引き返す‬
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ひとりではできないことをしてみたい例えばキスとか心中だとか
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完璧な 人などいない 人は皆 ストレス抱え 今日も生きてる
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味気ない 独り暮らしの 朝食に 家族団らん 恋しくなった
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次の恋 心で感じ とってみて きっとステキな 愛に変わるわ
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融けちゃったミルクチョコレート誰のせい 私のせいか、そうか、私か
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