なぁ少年 己自身を全Betするような恋は やめておきなね
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死んでゆき 腐臭を放つ 感情が ただ忍びなく 雨音を聞く
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君にできないことといえば あの星を 欲しい人ぶん、増やすくらいか?
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彗星の私はからだを削ってる 家と職場の楕円軌道で
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痛いとか泣かないカラの袖口に掴まっているあの日のバレッタ
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友達が言うにはこれは「寂しい」じゃなく「恋しい」と言うべきらしい
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幼子の けがれなきを見る まだ何も 知らないのね 恋することも
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明日の色 見知らぬ色の東京を わたしの代わりに届くエトセトラ
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帰宅即 スーパードライが お友達 秋の夜長の はじまりはじまり
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現実の想い出だけじゃ足りなくて 君の代わりとままごとをする
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六十万 ボニークライドには なれないけど 折半しようよ 生きていこうよ
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「恋がしたい」 吐き出す唇 動かぬ手 「退屈しのぎの ルサンチマンでは?」
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空に灰色の猫が横たわって犬好きの君は傘を買った
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こんなもん 下の句上の句 整わず あたしの感性アートは そんなもんかい
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冷蔵庫共に夜明かし参ったね不眠の虫がブーンと鳴いて
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帰り道 明日のタスク 順序立て 歓楽街に 紛らす孤独
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帰り道 カレーライスの香りして レトルトカレーを買う身 寂しき
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時経ちて鳴る着信が宥めていった夕暮れの雨で落ち着きを。
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もし仮に 上が無能であるならば 力をつけてひっくり返そ
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恥多き 人生ならばこそ 我は 掘り続けよう 数多の墓穴を
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行き帰りの時だけ雨に打たれる 宝くじとは縁もないのに
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ねぇわざと明朗にふるまう慣れはいつからの記憶なのだろうか
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やさしくてかわいいわたしになりたいが それはわたしじゃなくて泣いてる
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まだ空があかるい夜はまだ来ないつないだ手をまだ離したくない
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O(n)のバフ・ループでは及ばない楕球オーブ割るれば最西へ
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空穿ち電気を運ぶゲイ・ボルグ「こちらが相方のロンギヌス」
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ほんとだったら会ってた二時をとうに二十分も過ぎてしまった
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暇四に方侘かびら妬睨みむは赤募目るも 振郭り公ほやど きそ の急青げ巣自ご転と車落 と雛しのて鳴しくま間えに
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見覚えのある背丈に癒されて四つ葉スタンプがキラキラと咲く
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君の手を 私の胸に ひきよせて 始まる時を 夢にみている
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