Utakata
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本来の目的果たさず階段を堂々と降りる そう堂々と
5
たとえばね、わたしの愛はアイライン滲ませた数とか言っておく。
4
最近は会えてないからコンタクト、ラスイチのまま買いに行けない
4
帰宅して先にお風呂を済ませたら晩酌しても良いマイルール
2
ウロボロス 互いに尾を咬み睦みあう 夜が明けずに粛々と雨
1
かたつむり片手に神社の石段を五段とばしのメリー・ポピンズ
1
あ、そっか。猿楽町のコンビニじゃ、夢も希望も売ってないのか。
1
べつの星、べつのかたちのぼくらでも、雨の歌ならきっと一緒に
11
この街に主旋律として雨が降る なんて優しい世界のほろび
6
羽化をしたばかりの翅に纏いつく過去が乾いて凛と蝶々
2
頬杖をついた教室 夏空を澄んだ魚が回遊してく
2
風を切り上昇気流と駆け抜けろ 紙飛行機が雲へと溶けた
3
翼だと信じたものは白く散る花びらでした さよなら五月
3
限りある愛だからこそ嬉しいの、わたしのすべてを愛さないでよ(ましてやみんなの)
2
遊ばずに冬の準備はしただろか うちの芝生のキリギリスたち
6
かかとあげシャワーをひねる真冬の日神のレバーで天国地獄
1
詩屋さんも短歌屋さんもすてきです 食べ物がないと飢えて死にます
3
「実体は濃度なのだよ。ビデオ通話を繰り返そう。」と自慢げに君
2
関東圏 コロナ多くて 行けれない ゾンビ化加速
都
(
と
)
は危険過ぎ
2
風呂三昧 名古屋の誇り 極上の 贅沢過ぎる アーバンクアは
1
振られたジンジャエールの泡達に生きてく意味を見出してみて?
1
蒼天を汚せ
黒鳥
(
オディール
)
ただひとつたったひとつの君だけの羽根
1
牛乳の膜も飲み干してしまう夜はちょっとすこやか 電話していい
2
ことばはのろい とんまに襲いくる呪い かまえず除ければいいさ
2
ぴかぴかの八センチヒールの拘束具 じぶんでえらべる自由な地獄
3
けずれてくたましいみたいなきみの歌 わたしのすべてを心臓にする
3
生きているだけで責められる無酸素の駅 踊り子号軽やかに通過
1
夢に見た 夢にまで見た 夢にしか見なかった これは未練の骸
2
おまじないかけてあげるね朝焼けの小舟に白星 だきしめてごらん
1
君の声 わたしが眠れぬ夜に降る五月の末の雨のようです
1
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