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生理ないそれしか繋ぎ止められぬあざとさ狡さ甘えを責める
2
汗かいたグラスの中の氷にもカタリ気を抜く反骨心が
1
もう二度と振り向かないならせめてその理由は泣けることがよかった
6
青東風
(
あおごち
)
と 従兄の苦言 耳刺さり 我省みる
負
(
ふ
)
多し半生
1
覇気がない 従兄指摘す 我が
人世
(
ひとよ
)
耳に刺さりし 真夏の横風
0
すいすいと秋のさきぶれ赤とんぼ サーファー真似て乗る青田波
4
生命といえばぬるんだ溜池が濁っていくのも生命のせい
3
焼き鳥に焼き払われたお母さん 仕方ないです 仕方ないです
1
レントゲン義母の肺には白き花いつか茂って義母を覆うか
4
「あ」と言えば 一文字分だけ訪れる静寂さみし ひとり寝の夜
2
愛されず手放されたと思い病み後に気づいた主語の転倒
6
露濡れの紫陽花に見るこの姿繕ったこの憎らしい花
4
うるさかろ岩に染み入る蝉の声令和の世には芭蕉はいない
7
思い出す度に胸が痛む記憶はアルツハイマーになってもきっと
0
滾
(
たぎ
)
る体温
(
ねつ
)
我生かそうとする熱に 恥じないように生きていかねば
0
「すみません、陽性でした」と謝られ 「妖精ですか」と誤変換する
2
期待せず 最近流行りの処世術 気持ちは楽でも心は苦しい
1
いつまでも飽きることなくスマホ見る 何かを求めてさまよう何か
1
吸い殻を貯めたポケット ゴールまでもう少し。最後まで全力で。
0
カラフルな水たまりができた。地球温暖化のせいだと笑った。
1
缶で飲むと美味いものは全部要らないわ、微分したら消えるから
0
あなたとの思い出は消えず幽霊となり台所をうろうろとする
6
殺してはならない理由を考えてもらえるものとそうでないもの
3
ゆふかげにあだにほのめく夕顔にとはず語りのむしのこゑかな
0
打ち水の香りすずやか盆帰り 孫のあと追う日暮れのさんぽ
3
ポケットに小銭と鍵が入りおり今日の夕焼け持って帰れず
12
気分屋の セミなく鳥には まだ一つ 明日の標に ジャンヌダルクの旗よ
0
額田様と中臣様はご来光 明日降る星 見えざる左の手と脚と。
0
垂乳根の母病がち もっと孫にしてあげたいと涙ぐむ盆
1
斬るというレシピに書かれた誤字を見て食材たちが身構えている
13
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