歯ブラシの毛筋の間に挟まったネギぐらいには君のこと好き。
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‪しんぶんしんぶんしんぶんしあなたの手元をのぞく猫の真似する‬
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ローションを肌に叩きながら誓う 夜更かしやめる!間食やめる!
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‪なにもかもしゅひぎむだって空っぽになるまで数を数えています‬
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ケロッグや シリアルキラー巣食う街 冷蔵庫には君しかいない
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筆まめと言われはすれど歌良しと言わるるは無きことぞ悲しき
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丁寧な暮らしをするはずだったのに枕元にはコンテンツの山
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菜の花が畑の畦で朽ちてゆく 「次の季節を空見てみよう」と
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飛び散った心の破片集めては 眠れぬ夜のジグソーパズル
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店員が本にカバーをかけるとき財布はすこし整頓される
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「ねえ、彼女いる?」「いらない」 思わぬ返事に場は凍り付いた。
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この部屋をお天道様もキミも見ていないから いただきますと言わない
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転生を神へと願う気易さと生まれ変わることの難しさ
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髪の毛をむしっちゃうのは何故なのか シャンプーするのがめんどいからか
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「リステリン」と「ガム」の洗浄歯磨きで 大人になって時間が欲しい
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つなぐ手の温度がまさに春めきて 人類はいま滅んだのだろう
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自信作を評価されず心ね、隠したままのウタの数々
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魂極たまきはる命の限り、身の限り、世人よひとのために尽くす誠人まめひと
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星よりも 目映く光る 飛行機は 近くて遠い あぁもどかしい
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食べ過ぎて気持ちが悪い。ドーナッツビュッフェはもう、当分はいい。
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半額の肩下げ鞄と半額の財布を買えて大満足なり。
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文学の良さは知らねど芥川作品ぐらいは読もうと思う。
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新しい言葉知るたびメモ帳に書きとどめ置く、学者気取りで。
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シーチキン、マヨと混ぜて焼きたてのトーストにのせる日曜の朝。
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パソコンの前に腰を据え降ろし、ひたすら歌を浮かべては詠む。
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反応が欲しくて、ひとりこのサイトに歌を詠んでは書き連ねをる
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現世うつしよありく日々は根無し草の風に飛ばされ流されるごと
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靴紐を結ぶときに、ふと君が僕を呼ぶのを聞いた気がした。
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道を知るために幾つ詠みにける 如何程澄みぬるワレが心は
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買い出しを終えて篭もれる吾が部屋のパソコンの前で歌を練り出す
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