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我が
家
(
いえ
)
に有るようで無いプライバシ
家人
(
かじん
)
はみんな聴力良すぎ
14
絶望のリアリティが日々上がってる 「人生の終わり」すらすぐそこに
5
夏が来る 嵐の前の 静けさに 去年の熱風を思い出す
21
神社の裏
彩
(
いろ
)
とりどりの紫陽花に 一礼をして通り過ぎたり
18
パワー落ち手抜きだらけの毎日をシンプルな暮らしと人には言ってる
32
無事夏を乗り切る自信は
年々
(
ねんねん
)
と今年の夏も暑くなるらし
18
いさなとる鋭き銛が海原をにらむ射程にきらめく潮が
9
あなたから離したでしょう?私の手 今さらそんな顔されてもね
22
ねこの前かがんで話しかけたなら ズボンの紐で遊び始める
20
知覚過敏様がお去りになられまし 朝のカフェオレ美味しく飲める
8
何か見て立ちつくしたり真っ直ぐを無視して歩く子らの自由さ
12
地獄行きの切符を二枚買ったから明日は君に会いに行かなきゃ
10
ビワの木は挿し木してから二十年 今年もたわわに大きな実を付け
17
前向きに練習をするしかないと負け越しの首位攻防戦で
3
休出も 役に立たざる 先月の 報酬見つめ 転職を決め
11
連敗は反撃及ばず痛恨の失策あゝのサヨナラ負けに
2
中尾翁 アクの強かる 豪傑は 初夏の日射しと ともに出立ちて
8
他人が自分のなかで大きくなるのが怖くて線をひいている
8
定年後再就職をする若さもうない介護もう逃げたくて
7
田の畦
(
あぜ
)
に集まり咲きしキンポウゲ 何処に咲きても陽光降り注ぎ
19
爺さまはこわごわ歩くリハジムを テニスティームのロゴのシャツ着て
11
日の光楓若葉に照り映えて木の下陰も闇なかりけり
10
百七の誕生祝いろうそくを 吹き消す伯母の真面目な横顔
15
原因と結果はいつも決まってる わかっちゃいると蟻に呟く
3
ラベンダー 直線の茎 跳ねるよに 背伸び始める 空に向かいて
9
いいことも良くないことも同じ数 毎日起きて私の一日
8
カーテンを通して朝の気配あり 地球の自転今日も止まらず
8
補聴器を片耳つけた母といて 聞こえぬ辛さを聞いてる辛さ
8
父親も洒落者だったと俺を見る 十三回忌の法要の前
6
今日もまた新書一冊を読みたれば一首に詠ひて記憶に残さむ
9
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