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目の前にいるのは「誰かの子」であり「誰かの親」なの忘れないで
16
国芳は武者絵・美人画・猫騒ぎ いにしえの江戸さぞをかしけり
7
できない日 明日を落とす曲を聴きリップクリームを塗ることはできた
12
謝ってほしい空気が見えてたよ透け透けすぎてほんと寒いよ
10
嫌だけど噛みついたのはそっちだし消えない毒を味わってほら
9
チョコレート チキンラーメン うまい棒 2月は
店
(
たな
)
を買い占めたくなる
8
ちらほらと舞う雪の子のその腹は誰も言えない黒い核あり
6
この人と同じ墓で眠る日が叶うバラに祝福された日
6
寂しさは喧騒の中
私
(
わたくし
)
は由緒正しき暮らしの只中
15
はみがき粉を乗せる手つきにも春が来る 床はまだ冷たいままだね
10
屋根の雪ドドーンと落ちる真昼間は昼寝の夢をみごとに砕き
24
眠るよに 息を引き取る 家族らが 見守る父の 理想の最期
12
さっきまで晴れていたのに外出ると途端に吹雪く午後一時過ぎ
12
昼過ぎにスノードームを見ているかのような景色窓から見える
9
子供らを 未熟な者と 見くびれば ホントのことは 話してくれぬ
6
子供らは ひどい大人を 見抜いてる 名前もしかと 覚えちゃいない
4
凄まじい プライド高き 女たち 正義装う 鋭利な刃
4
ナルでなく陽気でもないこの私自撮りを頼む何たることを
11
純ならば死んでるような生でもいいわ忍辱だけが戦闘なのね
8
隆盛を誇るデバイスを追い求めて路傍の花こそ勝る故由
4
炒めども高値をつけた緑葉にマヨネーズでもつけてやろうか
5
野ざらしにされた恵方を向く寿司はシールとともに誰が為もなく
6
生まれたとき満面の笑みで喜んで祝福くれた若き二人
11
あと一〇〇回名前を呼んだらさようなら せいぜい口を押さえていなよ
5
日産はホンダと破談するらしい相手もおらず破談なき吾
10
死にたくて買ったと言わず雪吊りに縄を差し出す まだ生きられる
12
床暖で
温
(
ぬく
)
めた部屋着と熱々の豚汁が待つ零下の帰宅
26
昨日まで行き場のなかった両の手で冬を君ごとすくい取るはず
5
無理難題ふっかけ ひっこめその代償 要求するのがトランプ話法
12
刃なる月西空に輝ける今宵寒さと明星を連れ
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