「にんげんがたくさんいる」と下の子はアフターコロナの田舎の子ども
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アテレコでピンチの後の大逆転ちょっと太めの仮面ライダー
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甚平着て神輿と山車を追い抜いた 仮面ライダーショーが始まる
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油断して赤く焼けたる足首を 朝の涼風すずかぜ 優しく冷やし
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弱気き 遠慮の肩支え 暖かき ひかりへ委ねる 介護の君に
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沖縄の宝石のような青色を持ち帰りたくて探すシーグラス
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ホタルが棲む歌舞伎町に灯るネオン ぼんやりとした涙が流れた 
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アザラシはふとしたときのやわらかさ、芯の強さをかわいさとよぶ
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やっときた 秋の空気にくしゃみして 大布団だす パジャマ着る
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平凡に生活をする毎日が最も難易度高い実感
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あしびきの山の嵐の寒けきにふんどし欲しと松茸の泣く
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独りでも ずっといれたのに 君の愛 触れたからもう さみしさ消えない
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ひまわりを 君に贈ろう 行方先が 日向の未来みちの 畑のように
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ネイティブが ひょいと超えてく 意思疎通 Re:から始めて 戸惑う私。
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ぷちぷちと LINEに文字を 埋めてみて 送れず消して 繰り返してる
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青い月橙の窓唐突に秋は来たらし心地よき宵
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明日あすこそはあしたこそはと言い聞かせ怠惰なる身をベッドに沈む
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人により生まれた過去は消せないが、未来は変えられるよ(どのように?)
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彼岸会の父母に逢う日の空高く紛うことなく帰りていよう
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バスを待つ スマホ片手に ユニフォーム 姿ワクワク 今日の試合
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ゲームショウTGS 大盛況ね 業界に活気戻って心が弾む
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中秋には まだ少しあるが それでも秋の月は美しい
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庭先の 排水生まれの水溜 とんぼがちょんと尾を浸ける暮れ
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毎日猫を何匹も被っている 重くて窒息しそうなの
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夜も更けて宅配ボックス取りに行く 各住居へやごとのお風呂の香り
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足ツボの 激痛耐えぬ うわ痛い 暴れる客は その後軽やか
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あるのなら それはきっと 苦いから 端だけかじる 情熱の花
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想像を超えて巨きな泡沫うたかたの薄膜上で歴史をつづる
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酒呑んで ユーチューブ見て 倒れ込む そうでもしなきゃ 寝付けない君
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暗いけどまだ夏の雨濡れてくよたまには風邪も悪くはないさ
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