しょっぱなにデカイ声出し続けてるヤツが総てを持っていくのか
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にゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃにゃにゃにゃにゃにゃ にゃにゃ犬派
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雨の夜、海底に眠る文字を釣り、失くした夢を綴る魔術師
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「どんな曲聴くの?」を「好きなアーティスト誰?」に読み替え強いられるのが嫌
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雨だれを曲にするとか可愛いねと思って聴いたら案外怖い
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なゐりてぞわりと進む月曜のはや日も暮れてこの夜を祈る
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行き止まりのコンビニに欲しいものはないよ 何かを探し、何かを買うけど
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ふるさとの土を踏むたび蘇る性衝動と詩へのあこがれ
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鏡などもう見たくないふりむけば血走った眼がわたしを睨む
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捻じ曲げて街の形に合わせてる私を放つ夏の稜線
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オムライス素麺そばのヘビロテの夏もをはりぬ主夫のあけくれ
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遠くに行きたくて本を立ち読み 私と君だけの場所へ着く
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法師蟬きれぎれになくひるさがり墜死の友にあふゆめをみし
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なんやかんや悩んだけどもこれでいいそうだ帽子は必要ない
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此の種のつぶやき聴かむてのひらに種になりたき人のつぶやき
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ひとつぶの種は地中に眠りそむ目覚めのときを時計にしまひ
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深く暗く眠りのまなかの陰翳に夢みる種と死にする種と
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双葉より未来を覗きみたきゆゑ食ひ読み眠り詠み旅をする
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映画観てコーラを飲んだ頭打ち君の膵臓空いた缶カラ
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紫陽花を見に行きましょう今日こそは霧が露へと変わる瞬間
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彼の手が電源灯す瞬間にわれは生まれた "Hello, World!"
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ミルクティー飲み干したあと無個性のタピオカひとつ咀嚼していた
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故郷ふるさとミンミンゼミが鳴いている ジャニーズポスター姉のいた部屋
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思いつき一度寝かせて吟味をし詠んでは直し楽しい短歌
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指先で三十秒で作ってるファストフードみたいな短歌を
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間違ったファイル、間違った手順を踏んでここまで来たのに
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こころにエモさを見つけられないから食パンはもう食べられない
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今ここに過去も未来もなにもなく今、今、今と今が在るだけ
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シャンプーを変えたこと気づいてよね 望みはひとつそれだけでいい 
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もう少し  終わらないでと泣いている 君の横顔静かに撫でる
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