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ドーナツの 内を通りし 空間は 誰が思えぞ 無の価値観
10
樹の下にオレンジ色の花
絨毯
(
じゅうたん
)
体育会も終わりし頃哉
17
かけ流すラジオと選挙と強盗と野球を聞いて今日も一日
19
頼むから合格するまで導いて! アダム・スミスの神の見えざる手よ
8
君が言うたった一言それだけで You makes me upset
5
港から港へ旅をしていった恋する人もいづれかは母
8
メール便 クロスネックレス届いてた 予備の
十字架
(
クロス
)
よ ゴツめだが綺麗
16
にぎやかに あさから ねこたち どつきあう なかよくぱんち・きっくで ぷろれす
15
薄墨の三日月けむる秋の宵妖しい
夜
(
よ
)
の香に幽体離脱す
12
雨のごと季節変わりし匂いして寒さ始まる立冬近く
20
恥ずかしい穴があったら入りたくなって入れば先客だらけ
18
あぶらげをあぶってしおかけとんがらし わがやのジビエはフォックスステーキ
12
僕だけを必要とする人がいて僕もその人を必要としたい
12
天照世界を照らす朝来たるお天道様見守っててね
8
中学の合唱曲の歌詞どおり知らない街で想ってしまう
10
深さ30センチくらいの木の箱の取り出しやすい場所にある「自殺」
9
悲しみが染みる港町に行った人を思って背筋が伸びる
6
完壁で なくとも良いと 足るを知り 感謝する人 頭が下がる
22
同じ身の宵待草と語らひて待てば海路に月のあらはる
26
丁寧に、悩みの種は、すくすくと。 水をやれるのに薔薇は枯れてる
14
色を待つメタセコイヤの並木道 二十年経ちし冬ソナの道標
22
「死にたいな」 一年前にも言ってたな。 なんであのころ死にたかった?
10
AIに作風まねよと指示すれば漱石にもなる吾が駄文さへ
9
考えることはもうやめた疲れるし未来に希望もっていたいし
12
ぶっ壊れてるのはおたくのほうだよ いっぺん死んでみたらいいのに
5
腕時計 バンドの穴を 入れ替える 手首が細る 老いを知る吾
21
あから曳く朝日ふふめて
生
(
な
)
れるあけびにそを手にとりて笑まむ貴方を見ぬ
7
ちいさな家のちいさな庭であなたと植ゑた
木通
(
あけび
)
、陽をあつめて
生
(
な
)
つた
8
空も海も山もその川もわれをとどめず ひたすら長き道往く
10
わたくしと貴方と二人ありて、も一度亡びの過程をいとなむ。
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