クレームでアドレナリンが出まくりで覚醒中は腹が減らない
7
ピースして上下スイッチ同時押ししてる自分に気づく、これ癖?
2
標識の白い支柱に巻き付いたもう咲かぬ朝顔ヘビの如く
5
泣きじゃくり地球滅亡する如くお菓子売り場でひっくり返る子
21
寝癖あり アホ毛に思わず 勉強せい なんのことやら キョトンと孫
4
君想う 心はまるで オリゴ糖 甘く澄んでる 哀しい程に
5
ざわめきが訪れてなお楽章にひびきつづける通奏低音
5
白き乳流る無花果剥きながら消失せし我が右胸を視る
11
人知れず大気はうごき閉ざされた原野のかたち確かめてゆく
6
町じゅうに朝を杭打つようにして配達員が新聞をさす
27
出迎えてくれると分かる犬の待つ帰路は一等星のあかるさ
14
クスサンが 大量発生 夢のあと 得体のしれぬ イライラのよに
10
一年の半分、夏の暑さなり、半袖の服、増えてため息
5
水色の雲でおひるねをするのだ 死刑制度がないこの街で
4
夜明け前 日の境目を知りたくて始発に乗りこむカメラを提げて
18
ゴハンやり さみしくなったらおいで、と戻る 3分後には「ニャーン」と登場
6
ねこたちは 昼間寝こけて 明け方走る 運動会が開催される
9
眠れない思いの河に網投げて恋しい人を捕まえましょう
4
ああ 写真を探していたよ 君の声が聞こえそうな 幸せだったころ
8
心って すり減るんだね 目の前の 事象に追われ 考えることなし
7
殺伐と 毎日が過ぎ もう9月 人材不足 いつまで続く
7
休みなく 働いていて 言葉出ず ただ意味もない 愛想笑いか
6
もう君が 俺をみることないならば それでもいいさ 見守ってるから。
10
愛用の絵筆の持ち手がぽっきりと折れたような終わり際だった
5
頭はげ 哀しみ怒り 輪廻する だけどアルトを 想ってナミダ
3
2日ほど寝つきが悪く 昼間眠い 昨夜もねこの寝顔眺めてた
6
唯一の 俺と君との だったね なんで、 なんでさ 気づけなかった
8
抱いてたら どんなに可愛い 子だったか ごめん、いまさら 君を抱きたい
5
誕生日 (旦那さんと)行けるといいね あのお店 ふたりで行ったね もう行けないな。  
3
満月と 知らず見上げる 満月の なんと丸くて 大きいことか
8