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恥ずべきは昨日までの過ちでなく明日に望んで押し出す今日だ
8
悪を悪正義を正義と謳う間に明ける年あり喰らう空あり
8
予想超え勝利夢呼ぶ磨かれた魔球目にして感服の夏
5
向こう側見えるくらいに透明な君を消さないために生きてる
9
この場所にすべての歌を置き去りにしてさよならの向こう側へと
10
満たされぬ心に気づいて明ける
新年
(
とし
)
知らない街を旅してみよう
26
少しだけ居心地悪い義実家も年賀の味と交わす盃
33
垢すりでゴシゴシ擦(す)られ疲労までも洗い流された
9
十五年経て年末帰省実現すキャリアブレイクの成す二人旅
16
富士の峰ダイヤモンドと重なりて今年の幸を願いに込める
12
初詣子宝御利益ある神社独女ひとりで気まずい参拝/実家に一番近い神社なので
13
ひび割れた夜中に飲んだハルシオンあれはきっとポラリスだった
4
初詣神より好きな運試し 凶が出るのは報いなのかも
5
ばあちゃんの味がでないぞ祝賀メシ 顔もレシピも記憶の彼方に
10
悠悠とクリオネ泳ぐ水槽を見つめる吾子の目はキラキラと
20
ぼくが
裡
(
り
)
に堅忍不抜の鎮まりをなくして愛は放射出来ない
6
早起きをするも午後から眠くなり昼寝始める寝正月なり
11
新春の寿ぎをよく伝えてよ 桜が川を彩るように
4
鳴り止まぬ電話あふれる
患者
(
ひと
)
の波
過
(
よ
)
ぎり始める連休七日目
22
作られた生真面目な自分脱ぎ捨てて 雑さも軽さもあなたの魅力よ
12
海山の箸を設けて置こうとも我慢できずに自分ので食う
6
思春期に近づきつある
男孫
(
まご
)
二人敬語ちらほら混じりて寂し
41
(
ワンケー
)
1Kのガラスをたたく絶望が いつか押し入りそうな真夜中
6
紅白のなますの酸味落ち着いた三日の朝にやっと食べ切る
23
若々しい朝日が生まれる元旦に「今年こそは」と決意新たに
22
背伸びしたよそゆきヒール高らかにまだ泣かないで左の小指
12
「冬はつとめて」なんて彼女は言うけれど 早朝なんて 寒すぎて無理よ?
7
夜は逝くすべての嘘を引き連れてきみのシリウス撃ち落としても
10
書き初めの条幅・半紙二枚づつ手本のアレンジ許されざるを
19
おみくじに「無理せず頑張れ(要約)」書かれおり 「無理せず」飲みたいヒレ酒飲んだ(笑)
19
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