人の手を借りずに芽吹いて逞しく 花壇から出る世界を知る為
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目の前の やらなきゃならぬ わかってる 見て見ぬふりで 夢の世界へ
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よちよちと歩いてた時は合わせてた 歩調を今では息子が合わせ
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高くなり 思いのままに 買えないが 新鮮野菜 身体が欲す
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階段を降りる時には左手を 添える手すりにいつからだろう
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悪いクセ「頑張り過ぎ」は直せない「ほどよく」なんて難し過ぎる
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どうしても三十一文字が出て来ないそんな時ってうつに似ている
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ハミガキも出来ないほどの無気力よ ゴミ出しひとつ覚悟が要るぜ
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知っているこの世に私は不必要それがいいのだ無駄こそ愛せ
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君の足ぐんぐん伸びて追いつかずばあばの歩みばあばの財布
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庭の隅 吾亦紅咲き 静かなり こういう人に我はなりたし
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この橋は落ちないのかと思うほど三連休は人でいっぱい
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亡き叔父の剥きし栗たち冷凍の 面影残る渋皮の茶
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久々に向かい合わせに座ったら息子の頭白髪数本
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堤では緑の中に朱が立てりざわつきもせず時は進む哉/曼珠沙華
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「あれ、月」という間に昇るバーベキュー キレイなものは遠くにあるの
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人よりも多い蜻蛉の飛ぶ空に 忘れかけてた寂しさ思ふ
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右側は歩く人用 暗黙に決められているエスカレーター
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ゴキゲンのスキップ ちま猫 よくしてる オヤツのときとか ゴハンのときとか
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定位置のソファを ねこに奪われて ヤマザキのハガキ テーブルにて書く
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お安めの ミルクカステーラ(個包装)買ってみた 味はいいけど パサっとしてる(母にはむりだな‥)
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夜明け前蒼い静寂我を起こし 薄衣羽織りて秋が来にけり
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温かいご飯が美味しと思えたら まだ大丈夫。歩いて往ける
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煎茶から焙じ茶に変え香ばしい色と香りに秋が近付く
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ご機嫌で 迎えた朝は 誰にでも 優しくなれそな 気がしてうふふ
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夜闇にあたりを見回し探したが、どこにもあるわけないよな、救済。
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秋桜あきざくら月明りさす花先をゆらす浜風潮騒聞こゆ
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丑三つに 虫の 聞けば 宇宙かと 思えば 志村の おババ※注 弱った虫の声がいたり… / ドリフを見ての夜
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「これを飲め、すれば楽になれるだろう」 なるほど楽にはなったが毒か/「錠剤」
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灰を撒き土へ還るを望んでる我が身の葬儀それでOKオッケー
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