Utakata
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性能6.8
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この街は夜でも人が多いから 薬指を光らせていてね
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熱帯夜 窓に私だけ映る 跳ねる体に首が冷たい
2
愛しい子 まだ腕の中で寝ている 遠くの空が炎で揺れる
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ああそうだ!すごくいいこと閃いた! 遠くで花火も上がっていた
5
ねぇあなた ここの
黒子
(
ほくろ
)
を見つけたの 私が最初と言ってくれるの?
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すぎていく日々は暗闇でも あなた 光の中でそのままでいて
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陽炎と器に山のかき氷 私が神になる日も近い
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厚い雲切り分け進む雷に自分を重ねたあの目は若し
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この夏が高まってまだ煌めいて僕の悲しさは影すらない
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二人いるはずの豪雨のこの部屋で君よりもスマホが温かい
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この
宇宙
(
そら
)
が膨らむならば、この愛は小さく見えてしまうだろうか
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朝焼けは君の体を温めて、擦った眼に光が住まう
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透き通る綺麗な君の耳打ちよ 火照った僕の死ぬ日が近い
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セミの抜け殻を薬指に添えて見せてきた君が眩しかった
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あなたが見つけたハクチョウの指輪はかわいかったね 懐かしいよね
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不審者に注意の張り紙 そういえば明日の昼間に猫が来る
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君の手を光る飛沫がすりぬけた 私はひどく汗をかいてた
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君がする平安京の小話に重ねて詠むよ そう今日こそは
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軟骨のピアスがやけに輝いて羨ましくて僕泣きました
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怒られたかわいい私よ消えないでラメのネイルがまた出るまでは
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傷のない青磁は送り手元には古いボレロとりんごの香り
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中性子 眺める君の輝きは夏の涼し気な音がした
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