おじいちゃん おばあちゃんたち ありがとう 育ててくれて ご苦労ちゃん
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右足の 骨がなんだか 軋むとき 不安になるぜ 敬老の日に
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年寄りに ボケと毒づく 中学生 敬い慕う 祭日はなし
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毒を吐き 叫びを上げる その時は 正直であれ 短歌が似合う
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短歌には 心の怒り 悲しみを 刻々記す 手触りがあり
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ご相伴 母に供えしこの緑茶 (あたしご飯と一緒に飲むわ)
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ご相伴 父に供えしこの香り やはり我が家はゴールドブレンド
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秋雨に苔の緑の色映えて 樹木も音なく虫の音の道
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どうしたら 浄土へ着くか 今年あと 三月みつきと半分 ストーブける
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夕闇に 西の空には 稲妻が 電光放ち 闇間を照らす
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ばあばあは杖つき坂を上り来る杖の音哀し旅立ちの日に
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敬老の日 吾子らが集まり 賑やかに 夕食ゆうげに囲む 円盤餃子
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夜半過ぎ 雷鳴轟き 稲妻が 闇間に光る 秋の夜空に
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夜をとほし膝が痛みて眠れざれば取り戻さむと昼寝するなり
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苦労した君の笑顔は何倍も他のひとより輝いている
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突然に降られ駆け入る雨宿り ほのかに過ぎるやさしい時間
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宇宙ではちりに過ぎない私でもベテルギウスを心配してる
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来世では 水族館の イルカになると 言った君 意外と退屈 なんじゃないかな 
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振り返る 僕のLINEの トーク画面 やば!えぐ!ばかり 語彙力はどこへ
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母親と 3年ぶりの 大喧嘩 こんな今日も 貴重な1日
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好きよと いつも言って くれる君 嬉しいような 照れくさいような
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午前4時 タバコ片手に ベランダで ぼーーっとしてたら 朝が来た
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僕宛ての手紙の文字を一つずつ指折り数え涼し気な夜
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なによりね 幸せそうで 私だって サムギョプサルに キスとかしとくし
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きみの手に 知らない指輪が 光るから 初めて歌を 詠むことにした
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物語はここでお終い。と区切られるの嫌かもあたし生身だし
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真ッ暗の空に浮かびしうろこ雲 巨大な鯨の腹に見紛ふ
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あなたしか見えないくせにその顔も見れないくらい恋をしている
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僕たちが夜を一緒に越えたのは 寂しさを埋める為だけじゃない
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好きな子に浴衣着せるの、げつようび。世界でいちばん素敵にするの
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