深夜バス目に入る景色胸を刺す闇をも乗せて僕の痛みも
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気の抜けた会話で心が満たされて深いとこまで辿りつけない
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体力が 落ち続ければ 終わりあり 命よいまだ 燃やし続けろ
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ベランダに 棚を並べて ヨーグルト 空いた容器が 苗床となり
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土曜日は 老人集う 散髪屋 安けりゃいいさ 年金暮らし
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自動車で ビュンビュン飛ばす 道の端 脱炭素だよ 歩きませんか
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アラビヤの 大富豪らは 考えた 石油の値上げ 脱炭素だろ
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まあ世界平和の為ならしょうがない俺だけいないグループライン
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ロボットが 多い世界に 人間は 理解はされず 命危うし
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革命は 嫌われ者の 得意技 媚びをへつらう 奴らにパンチ
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信念も 情熱でさえ 機械には 評価もされず 邪魔になるだけ
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正しいと 思うことだけ やってれば 煙たがられて クビになるかも
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抵抗と 反対受けて たじろがず 批判されても 謝るもんか
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月読に心の奥まで読み取られ満月の夜空っぽになる
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街中でチャイナドレスの青年とすれ違う、あぁ、秋が深まる
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荒ぶれる吾を鎮めるパスワード霧の彼方の鐘の音なり
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左手の薬指ではなくっても きみの指輪に心が軋んで
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人間がこわい ちがうなほんとうに おそろしいのは自分のこころ
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好きだったはずの貴方の歌声が 届かないこんな海の中では
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安らけく踊らせてくれ生焼けの灰、アメリカセンダングサの花
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恋愛はジェンガみたいに壊れるか壊れないかのチキンレース
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息を吸い背筋をのばすその程度虚勢に基づく背の裏の心
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おっぱいを受話器のように耳にあて恋人の夢を盗聴する
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人死は薔薇一本に値して秋は夜空に薔薇降る季節
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探してた 自分だけの 赤い糸 たぐり寄せても 見えない相手
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牙を剥き虚勢で保つ身の哀れおやすみなさいブランコの庭
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霧雨のはるか彼方の鐘の音はわれを鎮めるパスワードなり
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叱られて朝起きたら食パンがあるバターみたいに心が溶ける
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時折は日陰の黒い石として世界を眺めていたいのですが
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パパのためお姉ちゃん他人になりきるの。青い花飾りつけて歌うの。貝殻の耳飾りは我慢。
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