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凍てついた空気で満ちて変わらない二番線 コンコース ゆらゆら
4
ええとそので忘れてる季語を誤魔化すこの夜はまだ寒し
4
窓開けただけで冷たいてのひらを頬にあてても 君は三度寝
6
泣いていたあの初雪の日のことも上書きせよと舞い散る綿毛
7
丁寧に淹れていまいち安い豆雑に淹れると結構うまい
7
一斉に飛び立つ蝶を見送ったのは何番目の僕の記憶?
3
メンバーに愚痴を言いたくなるけれど愚痴は弱音と思われるだけ
10
わたし今テンション高め何故ならば「冨永愛に似てる」と言われ
20
今はまだ 山の中腹 辺りかと 柔き顔した 師を見て思ふ
24
暑過ぎず寒過ぎぬ日の心地良き 短きものと思えばなおさら
23
このバスに乗っている客は皆が皆三島由紀夫を黙読している
6
カーテンの向こうで虫の声だけがアスファルトを濡らしている
4
バーベキュー義父とふたりで昼寝する妻子の声はとほくに聞こえ
6
真夜中に食べてもバレぬもの漁り結晶化したハチミツを食ふ
7
ねこたちは かんづめうまうま かおあらう あしたはあめかね それもあるけど
17
母の日のギフト早めに贈る
吾
(
われ
)
早すぎて義母はあやうく旅行日(帰宅の日だった、セーフ😅)
11
春中の カヌレを齧る 沿線は ピアノと涙と 4月のかをり
4
葉は茂り 河津桜の 実は
生
(
な
)
りて 卯月の風の 揺るる葉の音
21
老人会
L
I
N
E
へようこそ 胸躍るウェルカムスタンプどれにしようか
12
茉莉花
(
ジャスミン
)
が微風乗ってこの路を 君との記憶羽衣の夜
6
旅支度
(
たびじたく
)
一匹
(
ひとり
)
減ったる
愛犬
(
こ
)
の分の
要
(
い
)
らぬ荷物に 心とらわれ
17
地ビールの店を出てなお夕焼けで明日も晴れだね桜見上げて
32
躑躅だけ原色で咲く昼が過ぎちょっと手を振る色褪せぬ君
4
絶望と希望のあいの子としてはアンチノミーを生きるしかない
4
春はもう此処に在らずと知った時紫陽花の葉の緑色濃く
8
街中の向こうに見える山々はいつか知らない昔からある
4
無理してた エスプレッソは もうやめた あの時、気付いていたなら カフェオレボール
6
請はるれば爺医なれども青森へ通勤せむと緊褌一番
7
思春期の 男子にしては 健全な 外遊びだが 我は気がかり
9
ボール投げ 隣家の男子 壁跳ねて フェンスに当たる 音が気になり
9
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