台風よチャリを乗り捨てリニアカー乗って宇宙まで行ってくだされ
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この街の夜の終わりを告げるため終電バスが扉を閉める
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抱き上げた爬虫類展のパイソンは舌で何度もピースを見せる
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仏壇のお供え物は直ぐにさげ暑さに耐える缶ジュース置く
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迎え火と送り火の頃野分け来てほんの少しだけ感慨深し
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もう少しずれて欲しいと台風の予報進路を見ながら念ず
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白玉の 団子をついに 並べたの どうやらじっちゃん 食べたようだね / 一つ無くなってた
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菊の花一つ座席に忘れられ誰が乗ったの丘行きのバス
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送り盆仏間が急に広くなりルンバの踊りは寂しさを増し
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おふろで寝たらさかなになるのはほんとだった 背骨のまがったさかなになった
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青空を クジラのように 渡る雲 流れ流れて いずこへむかう
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牛すじを解凍できた本日はデミソース煮込みお裾分けする
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通院日 さぞかし混んでいるだろな お盆休み明けやすみあけなり かえって鬱になる
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崩壊した「ろいず」のおはこを しゅうふく修復だ チビ猫ごきげん おきにいりなの
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夕立ちてアスファルトの色濃くなりぬ ほほ撫でるかぜ夏の一服
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猛暑日も松葉ボタンが庭に咲く夏場ボタンとつい言ってみる
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子どもたち それぞれの人生みちを 歩んでる 嬉しく思い 盆は過ぎ行く
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瞬きをするかのような幕切れの終戦のあと地獄地続き
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あのときは好きだったよと言われても思い出せない色のない春
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ChromeのJavaScriptはなんだろなとっても不思議な機能だな/潤間ぼへ様
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悪人と 地獄で住まう 未来より 優しき人に なりて和らぐ
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下駄の音と徹夜躍りの夜は明けし 風の盆待ち夏は過ぎ往く
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優しさと 親切心と 忍耐と 暖かき人 謙遜な人
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「レイプされても殺されても我慢我慢」 それ自分の娘に言える父親いるかね
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永遠に 耐える心は ただ一つ 慈悲か憐れみ 仁愛ありき
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新しく 生きる命に 死はなくて 永遠の時間に 耐えられるよう
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祈れども 戦はホモサピのさがなれば 抑止の装置を築くほかなし
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さよならの 時が静かに 近づけど 死は卒業と 思えば気楽
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欲望の 赴くままに 生きるなら 忘れる以外 永遠耐えきれず
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若き日の父の写真を胸に抱く 意外とかっこいいだなんて言えない
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