台風に先駆け 店舗受け取りの Tシャツ届き 悩ましきかな(一週間以内の受け取り)
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アオハルをロールカーテン引っ張らず1部屋で過ごす姉妹達
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キミをつたったその口でラーメンをすする油がやけに気になる
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白シャツにある染みの数シワの数それが私の努力のカタチ
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グラスからほどける指先 水の粒 口に含めば夜は永遠
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手のひらに触れるかたちの名を探り 君の光で輪郭を知る
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「顔をよく見れない」「なんで?」「罪悪感で」そう言う瞳は優しい
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組長にぶん殴られたそのわけは書き間違いの「所中お見舞い」
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氷嚢をあててるにくがしんぱいで早めにバスが来ることいのる
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あまりにもやりすぎちゃうのんこのパクリ真島昌利に殴られるぞ/ごめんなさい、もうやりません
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もう僕は社会人になったので、ポイ捨てしない むかし? 知らん
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買い食いをしてたシューはやっぱ美味い これを学生の味としよう
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炎天下冬に覚えた歌忘れストーブの中残った石油/もうあからさまやな
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あの時はなけなしの金で買ったシュー一つ、 こんなに釣り多かった?
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懐かしの母校に我が師はおらずとも、聞こえる気がする説教……うるさっ
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炎陽下 魚も鳥も花も木も けものも虫もみんな生きてる
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ヒヤヒヤと齧る梨の実その根元ロシアンルーレット似て怖し 
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桜色畑彩るコスモスが涼風受けて時々黄色
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フィトンチッド満ち満ちる森 腕広げ澄んだ空気を胸一杯に
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4か月ぶりのデートは1時間半これまでを手繋ぎ話す/8月23日
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血の紅に彩どるその花畦道は彼岸へいざなう架け橋なるかな
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透明な花火が咲いて滲む床いつか忘れてしまうとしても
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山の端に落つる日射しは夏ながらこなたの森に蜩の声
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氷水飲んで火照りを落ち着けて君への残暑見舞いの続き
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燦燦と 輝ける星 名は太陽 全てを照らせ 地の果てるまで
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愛してる、それで、つまりは、だからその…… ロマンティックにゃ、言えやせんけど、
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労働を拒むおれたち 夏はいま禁治産者の五月祭かな
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手の甲に見知らぬ冷たさと熱を感じ続ける夏のCメロ
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運命を買いためて来し男ありダービーの日は『優馬』を読みぬ
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パーラーのいちじつ暮れるおれがまだ苺ミルク待ってゐるのに
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