あら向日葵! げに愛らしくも たくましき 梅雨の晴れ間に お日様見上げ
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草蒸して木立青々池の水押すな飛び石子らが探検
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七夕の笹を流した幼き日あの日の父は何思ってた?
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嫌いとか好きとかすべて通りこしただ愛おしい君の生き様
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どうしても別れあるなら望むべし陽水のごと「五月の別れ」
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毎日の日課になった孫の守り以前の我は行方不明に
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ねっとりと纏わりついて暑さが言う「冬には会いたがってただろ?」と
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目の前に足をなげだす娘いて彼女の爪はテラコッタ色
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暑すぎて歌もうかばぬ最近は目の前のことただ片づける
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焼き付いた 君の香り いつまでも もう会えないと 頬に水の線
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一昨日の涙をぬぐう両手にはまだ熱がある 歩いてゆける
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外気温 気にして母は「早よ帰り」そのこころざし ありがたく受く
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繋いだ手 離れぬように 笑いかけ 僕の名前を ただ呼ぶあなた
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十三時 ちっちゃいアイス手に持ってエレベーターへ スーツのおじさん
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あなたには出会わなければ良かったのに独り静かに涙こらえる
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好きだった前の会社のマドンナが 疲れた顔で受付で待つ
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そう言えば ツユクサをまだ見てないな 結晶化した雨粒の花
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愛は勝ち転生物かラ王かと神父のはなし妻は語りき
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ベランダで人が写真を撮ることが皆振り返る号令のよう
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もう思い出せない君ももう思い出せない私を保存している
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沖縄で 使われてるよ 2千円 みんな沖縄嫌いなんだね
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もう少し スーパーに長居したいから コーンの皮はスーパーで剥く
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熱風がこの身に吹き付け敗北す 助走もつけずに殴りかかる夏
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Boys Be 大志の炎は燃え尽きて 何にもなれない Men Not Be
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福澤と 野口に樋口 旅終わる。 伊藤や新渡戸 彼ら労う
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知らぬ街 訪ぬる前の ワクワクよ これぞ旅路の 醍醐味と知る
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眠過ぎる 起きてる場合じゃないんだろうなと夢を手で払い除ける
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別の道に進んだ自分と話したが特に羨ましい点は無かった
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殻の中ひとりで生きてきたからか ふわふわつつき合ってはしゃいでる
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厚み有るニラ葉に長い小松菜と少し育った青菜が安し
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