さよならは柔軟剤のにおいだと知ったわたしに花は降らない
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犬猫を殺して喰えば罪ならむ牛豚鶏はさまで言わねど
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匂わせのストーリーズが気になって十分おきにインスタみてる
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「洗車雨」「催涙雨」と続いてもこの地の七夕ひと月遅れ
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ひさびさに自炊などする気になって10個パックの卵を買った
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今回は姉の畑のハスカップとろとろ煮詰め瓶にはリボン
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右目から覚めた昼寝が左目に残っているかのようなウインク
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あまにょがわ ちま猫ちゃんにも みえるかな 窓に張り付く おねがいはなあに?
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蝉がまだ地平に眠る真夜中に願い流れて往く天の川
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自らの糞を喰らいて回り生くユープケッチャの夢見ゆるあさ
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餃子の皮を剥いたようなアイロニが物事全部に傷ついて皮肉
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馬鹿だって そんなのとうに気づいてた 叶わぬ恋は これで何度目?
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もうそろそろ 手を引かぬと戻れない そんなの知ってる でもやめられない
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彦星様 どうか願いを聞き入れて 「彼の恋慕が 成就しますように」
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昼寝して深い眠りを呼び覚ます枕をたたくサンバのリズム
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何十年短冊に願い書いてきた 叶った記憶はそういえばない
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きずなとも家族かぞく仲間なかまとかまびすし 独りで居るがそんなに変か
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都知事選 老職員らに 監視され 投票箱に 落とす 一枚
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人の和に入るも入らぬも人のまま 椋鳥もよし百舌もまたよし
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窓開けて一斉の蝉今もなおプールに誘い宿題急かす
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帰り道 鼻をくすぐる 甘い風 紫陽花よりも みたらし団子
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天の川七月七日待ち焦がれ会いたい人に会いに行きたい
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キャンセルの理由が酷暑もしかたない熱中症は散歩の大敵
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友達の 投稿には花火と彼女 またこの季節が やってきたのか
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ひさかたの「あれどうだっけ」「ええっとね、」詩が逃げていく教室の隅
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プールにて 吐水口に 足取られ 親父のあたま 鷲掴む夏
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一年に一度の逢瀬と云うけれど今まで何回逢ってきたのか
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手をつなぎ アトランダムに こいなんて 悪魔のささやき 忘れられない
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携帯やで 冷たくされた VSあなたは レイコックね 我サイコジェニー
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突然の主人あるじの病い八ヶ月、再起の願い「本日休業」
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