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目尻には枕の跡が縦ジワに!老いの悩みはつきぬ女子です
15
はははと言えぬあの星の歌はなに きこきこくるくるあるのかららら
3
「これから彼と会うからまた来週!」手を振り別れるビールが冷えてる
5
見おろしたながめおそろし 透明な天狗の下駄で空中散歩
9
金髪の ショートカットの 古着系 TACの袋を ぶら下げている
6
秋の風そろりそろりと近づいて来ないんですよいまだ半袖
15
夜空見て日本酒飲み横たわる意識失い気が付けば朝
8
蒸し暑さなくなり一夜久々に無心で眠り爽やかな朝
8
冷緑茶 いつものノリで淹れちゃった ジャケット要るよな気温であったよ
12
「かわいいね」「えらいね」「すごいね」ほめことば 何万回でも ねこに言いたいね
14
固茹でのたまごに 3種のチーズパイ 婦人科の朝は元気をつける
15
バス停の柱をつたう水流はいつからいつまで雨でしたか
8
夢で会う やたら気の合うあの女 気が合うはずよ それが
アニマ
(
男性内女性因子
)
か
6
安売りの痩せしサンマもつみれ汁にすれば時雨るる夕には御馳走
8
お
社
(
やしろ
)
で スギやヒノキに 包まれて
安寧
(
あんねい
)
祈り 秋が始まる
22
資本主義したたる水のとだえなば つきなむ命は歌にそそがむ
9
資本主義したたる水にありついて三十一文字をなぐさめとする
7
名にし負はば八塩の岡の薄紅葉時雨の染めむ後ぞゆかしき
7
リサイクル店 百円で処分す芝刈り機 後日三千八百円で鎮座しており
29
風に舞う 落葉巻き込み
旋風
(
つむじかぜ
)
冬がそこまで 木枯しが吹く
11
秋空に 金木犀の 匂い立つ 香り強けき 辺りに漂う
13
雲を裂き青の浄土見えし
吾
(
あ
)
はソーダ水飲み地をつき歩く
20
あのころは深夜ラジオが友だった今とは違う時間があった
20
世の中にお返ししつつ
遊行
(
ゆぎょう
)
生
(
い
)
くこれまでの何もかもが有り難い
12
追伸に 今でも好きと 本音書く 長い手紙は そのためのもの
26
そう言えばその前好きになった人あなたも夢にご登場だよ/節操なくてごめんなさい
8
砂の山積んでは蹴って崩すのは僕の心の原風景か
20
病院の待合室で嫉妬する僕と医者とを隔つ生い立ち
11
音速の貴公子駆けたストレート
S
字ヘアピンデグナーカーブ
5
屋根裏の散歩愉しむ猟奇者が見下ろす景色
己
(
おの
)
が業かも/江戸川乱歩『屋根裏の散歩者』オマージュ
6
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