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対称がやぶれてからはもう誰もじふんのツパを思い出せない
2
ありあまる誰かのために詠むよりも私のための慰め短歌
8
暗がりの疲れた明かりちかちかと誰もがそれを疎んで歩く
2
海岸を月が照らして涼しさにいい気になってむかつく世界
2
横になる虫がいたならやさしさの葉っぱでそっと木陰を作る
3
風通しよくした部屋に透き通る酸素が僕を無視して過ぎる
4
あの指に甘えてもいい潮風が羨ましかった 時間返して
6
私似の人しか愛せないとかさ 頭悪いの?成長しなよ
4
君のシン・彼女私に似ていたね 君は今でもバカなんだねぇ
3
夏祭り 誘えと風が 背中押す やっぱり無理だ 踵を返す
6
自分を自分のものにしたい そんな気持ちが短歌になって
7
こんな日も あんな日だって 青春の 1ページとして残しておきたい
9
振り返る 私にとっての不幸さえ 彼にとっての幸せで
6
「久しぶり!」 その一言が送れずに 白いカレンダー 長すぎる夏
9
上高地青き流れの梓川酷暑の夏をしばし忘れて
26
目薬を緑内障の為さして病気ばかりと肩落とす君
7
手のひらにすくった真水眩しくてゆらゆら金魚綺麗に泳ぐ
7
「恋」とは その人の発した言葉を 忘れたくないと思うことだ
5
グーグルの自動再生過去の顔しわはないけどどこか寂しげ
6
思うより 人の心は 優しくて 誰かの為に 明日も生きる
19
めんどうな 女にだけはなりたくないと 思うわたしは 充分めんどい。
8
文月の 次は葉月の 眩しさよ 夏物語 はじまりはじまり
7
熱帯夜 窓に私だけ映る 跳ねる体に首が冷たい
2
孫の声朝から飛んで行きたいが出勤前のママに遠慮す
7
死にたいわけじゃない そっと消えちゃいたい 欠伸をこぼす猫の横顔
4
壊さないように片手で引き寄せる僕より細く冷たい首を
5
『優しさ』は温度もあれば手触りも 触れる心模様も日替わり
5
あれこれと求めるうちはまだ身内他人となれば感謝あるのみ
9
年金の友ら集いてバスの旅宴の終いは薬で〆る
23
誕生月 陽気な8月吾誘ふ 乱れる程にたまには飲めと
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