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寝ぼけたか ちま猫 飛び起きニャーニャーニャー はいはい どんな夢見ていたの?
17
ねこたちは お気に入りの場所 スヤスヤと 母ももうすこし朝寝がしたい
11
治りかけの傷跡 いまさら痛痒い こころのキズも おんなじかしら
18
やけくそで決断すると気がつけばいつもなぜだか茨の道で
9
手を振って 友と別れる 歓楽街 子供の頃と 違う寂しさ
11
心の音 はざむ空虚に 鳴く鹿の 震える札も 靡くタラレバ
5
風呂上り両手をあげてつかまつてもう動けないエアコンの下
9
朝焼けに闘う君の歌をきく内に染み入る中島みゆき
12
兄ちゃんのあのブルドーザーが欲しいんだ! ヨチヨチ歩きはあともう一歩
20
ヒトだけが持つと言われる感情を味わいたいとき捨てちゃいたいとき
15
芋虫を 潰して安堵の 大男 鳴かず飛ばずの 恐ろしきは如何
6
空と海を朱に染めるほど苦悶の陽あの苦しみを綺麗といいしは?
5
誇りだけ掠め取っていくような山賊を身に纏う冷笑主義者
7
視る者と視られる者の交錯を 覗きて記す箱男の壁
8
ローカルの 駅舎に
雛
(
ひな
)
が 待ちおりて 戸は閉めるなと 張り紙のあり
36
ごちゃごちゃの資材置き場のわきに咲く白い昼顔待つ人のなく
24
陽の害を男も避けよと日傘せど いかに涼とてスカートははかぬ
5
あつい、暑い、浅野、山手ホームは人であふれ
3
夏の陽に冷たい風を受けながら熱きうどんをすすって眠る
5
5
分待つカップうどんの絶対を超えてやさしきやわらかうどん
8
暗がりのキッチン起こし湯を沸かす時間はどこか朝の瞑想
6
青さとは離れだしたるぬるま気の風が漂う夏の早朝
3
眠れない私の気持ちを知らずして尚捲し立つ朝の蝉たち
8
七夕が娘の誕生日、孫もさずかりダブルおめでとう
5
この時期の川縁
(
かわべり
)
散歩は魔の道よ へびよなぜ今 目の前横切る
18
七夕に天の川ながめ愚考せり。老ゆる夫婦の程良き距離を
12
始発座れ、車内で涼み轟轟ガタンとしずかにうたた寝
2
隊列を弾が撃ち抜く戦場の赤き土在り変われ世界よ!
7
放哉に憧れ歌を詠みたくてされど墓石の裏の迷子よ
4
いか天でデビューしていたバンドあり栄枯盛衰息は短し
5
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