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十三夜 月に母見て 温かさ 浴びていたいの 子どものように
13
車窓から流れる光 帰路に着く 脳の隙間を埋めてVaundy
5
我々は小春日和を祈らない 今日がその日と気付ける人だけ
6
きらいだった。ブラトップとか靴擦れとか、わたしみたいできらいだった。
7
自意識は蛹の中のドロドロで このあと羽が生えると思えず
11
季節性鬱病ちょっと良くなって 薬効いたか?それとも日差し?
14
いつかわたし、こころ一つで縫ってできた歌集をだすこと夢かもしれぬ。
6
薬局の派遣薬剤師白衣に着替え説明に笑顔でうなずく
7
晴れなのに何故か晴れないこの心天気と心は違うようだ
12
海と空だけの景色を閉じ込めて胸いっぱいに青を満たして /旅の終わりに
21
花束を渡して友に喜ばれ 作ってくれた花屋に感謝
19
自分すらつまらぬ歌と思うなら それはやっぱりつまらぬ歌か
10
栗名月 かたちふっくら 朧月 お供え物は 栗どらでいかが
18
青白い月がそんなにこわいならジャングルジムへ逃げ込みなさい
9
来年の手帖をひらいてみたところ どんな未来を描こうかしら
7
故郷の、君無きさとに蝶は飛ぶ 荒れた庭にも、咲いている花。
8
ごきぶりも冬虫夏草になるだろか 独身息子の水屋で発見
8
作者など実はなくって人生は知らぬまに成る不思議シナリオ
10
ガザの地に復活遂げしヒューラーは石の刺さつた両腕笑ふ
8
秋の暮れ孤独のトンボが手の甲に止まり祖父かと思ってみたり
15
畦道に坐る野良猫夕焼けに染まる穂波に身体を揺らす
16
倦怠
(
アンニュイ
)
はSNSに捧げられ いまぞ嫉妬の華ひらく見ゆ
6
家庭。家庭。その名憎しと研ぎし刃の刃先を向けるところなかりき
7
秋刀魚高魚は値段が変わるなあステルス値上げできないだけか
6
流れ往く雲を歌へば日々日々のつまらぬ心も流れ往くかな
9
例えばの話と切り出す君からの聞きたくなかった方の将来
9
「IQは20ちがうと意思疎通できないってさ。」 ニワトリうなずく
8
沈殿を繰り返していく週末に終止符を打つ冷めないコーヒー
6
こんなにも狭くて大きな夜が来て月が一人でほんとに良かった
8
とり入れををへし田畑に雀らのさわぐを聞けば秋更けにけり
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