ああ恋人これは嘘ですジャングルの絵画を抱いて眠るだけです
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目標と 夢とか特に 無いけれど 日々楽しくて 穏やかが良い
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五七五七七で区切って読める切れ目を見つけたら次を読む
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家族四人写った写真はこれ一枚、仕方ないから飾ってるだけ。
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なぜ私こいつと結婚してたのか恋愛ウイルス感染してたか
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人間を信じられなくなったのは貴方のせいでは無いのだけれど
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げんきだよ ちゃんと食べてるよほんとだよ わたしなんとかやってけてるよ
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人生は自分で選べそうじゃなきゃ他人ひとを恨んで他人ひとうらや
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無防備な姿で寝ると膝ゆわす 痛みが怖く寝るのも怖い
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寝れぬ夜 思考の波に 溺れかけ あした つゆ朝の露を 飲み干した
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満月を春の終わりの雨隠し このあたりで切り上げるもよし
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たおやかに 折れてしおれる たんぽぽに いとをかしさえ 綴れば清く
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いそがしくせわしく多忙にできるだけしたけど余計あふれるのなぜ
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雨音も月の光も往く雲も海もわれらも生きつ滅びつ
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雨音を数ふるうちに産まれ生き老いて病み果てまた産まれ来る
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人は無く やがて来りて仰ぎ見て また来ずなりて 月のみぞある
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雲の来つ 月を泳がせ 雲の去る 永劫の夜 永劫の海
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月に染むこころのうちに琵琶の君 無間むけんふちうた青衣しょうえ
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限りある可能性さえ 過小して その一歩だけが実寸サイズ
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頼むからこれを着てくれ『ぷりちゅあ』も『ちんでれら』だって乾いてないのだ
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吊り上げて寝室と居間を行き来する 老犬の世界はここしか無くて
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生滅しょうめつを歩む重さも明滅めいめつ刹那せつなせばくうくうとし
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誓います できない約束しないこと 心にもないことは言わないと
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したくない何かするのもやめちゃって そんな肯定くれるのも雨
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生きている中途半端なノートだね きれいな書き出し見る影もなく
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灰色は白より白く生きている 生から生まれた二重の魂
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この道は二度と通るだろうか 雨の降る路地をひとり歩いて
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空を飛ぶ鳥を自由というのなら疲れて降りるこの場所は何
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もし僕が缶のコーヒーだったなら 開けた瞬間生まれて死亡
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今日はもうここまでにして帰ろうと僕だけ5分遅い教室
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