人は老い 来ては去りゆく ものなれど 山河はいつも 毅然と立ちぬ
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若き頃 故郷捨てて 山梨に 大阪三重に またも山梨
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故郷は 遠くにありて 思うもの 兵庫県とは そういう感じ
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兵庫県 されど誇りは 気高くて 東で言えば 神奈川県
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兵庫県 大阪京都に 比べれば 奈良にも劣る 知名度の差
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兵庫県 何があります 姫路城 神戸以外に 何があります
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生真面目に 生きて来たけど 本来の ひょうきん気質 とても大切
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あいみょんが 兵庫生まれと 知ったので 応援すると 心に誓う
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定年後 バイト探しは 難航し 体調崩す これも人生
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野球史に 功績残しミスターの フレーズの端々オノマトペ  
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気がつけば誰かのために生きていた 誰かが我にそうしたように
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どなたかは 知りませんけど感謝です あなたの「いいね」我また生かす
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雨戸開く 瞬間入る一月の 風に見つけた 小さき春よ 
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妹は我よりいつも冷静で 素直で優し 少し弱虫
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冬陽ふゆひさすぬくき書斎で本を読む。気づけばストーブの火は消えてをり
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被災地の 冷たく固い床の上   涙で濡れてる 君の寝返り
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先生の長話すらなつかしい同窓会であの日に帰る
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美しい言葉探して歌を詠み 旅をしている自分でありたい
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吾の中の 子供じみたる「もの」に会う 母の言葉にイラつく時に
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贅沢に 時間使って搾り出す タルタルぽたり レタスにエクボ  
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仏壇に 素直に向かい手を合わす 年を重ねて好きになりたり
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来客の多い正月去りにけり 疲れ寂しさ少しの安堵
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涙飲み 真実だけを 告知する その裏側の 医師の苦しみ
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うつぶせをあおむけにせば目を開けて息吸うごとし熊のぬいぐるみ
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何事もなかったような顔のねこ 家の様子は見るまでもなく
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彼女とはもう会えないけれど、あの人が、失恋ソングに憶うのは僕
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ベランダに住んでる気がする赤ピクミン 素知らぬふりして急に振り向く
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ジェイアール 扉の方を ふと見れば 疲れた顔の 阿形吽形
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人生の三分くらいは戦うの、幼き頃のゆめにならって
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大学生 手を出すなかれ 賭けクスリ 身近はラーメン 奨学金 
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