初恋の時からだっけな 気が付けば 同担拒否になっていた
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ツナ缶を開ければちょっと脳みたい 脳を実際見たことはない
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戦いを 好む人らに 人類の 運命背負う 資格はなきや
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善いものも 使い方とか 目的を 間違えるなら 致命傷負う
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人類に 科学知識は 戦争の 道具にされる 愚かな歴史
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核戦争 愚かな者の 指だけで 人類滅ぶ いつもの歴史
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成層圏 雲より落ちる 雨の中 放射能帯び 酸性示す
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火をもって 覆い尽くされ 生き残る 人はわずかで 希少な価値に
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ノアの日に 三年間の 猶予あり 救われたのは ただの八人
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浮かれれば 心に隙を 与えては 日々の備えを 怠ることに
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災厄は ある日突然 やって来る 飲み食いしてる うちに忍びて
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災厄を 逃れるよりは 堪えるよう 心を鍛え 食料備蓄
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安心と嬉しい悲しいはいいけれど怒りと嫉妬と憎悪は要らない
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定量化された思考と精神の再現・ 複製 コピーが無限に増える
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晩酌を やめるべきか 急変に備えて
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スマホ鳴り 酔いは醒めたが 運転できず 電話で指示出し 無事を祈る
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泣き暮れた二重瞼がいつもより綺麗な顔の私が憎い
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愛により理解が妨害されている そんな場面を何回も見た
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不知火を「ふちび」と読んでしまう君 幸せずっと溢れますよう
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背中に刺さった無数の後ろ指、鉤爪になってもう抜けない
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ぬるま湯に浸った真綿に潰されるここに君がいてほしかった
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星は無く水面に揺れる月でさえ私を笑っているようだ
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憧れていた生活に蓋をして仕事をしていたことに気付いて
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一等賞 君は自慢げにピースをするから 紛らわしいなと
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行かないで 逃げないで ねぇ去らないで 私まだ何も手にしてない
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人生もほろ酔い気分で丁度よく廻ってくれよ、もう三十路だし
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さようなら、さようならって声に出す 卒業式の予行演習
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あなたは聞き取れましたか 四文字の祈りと恋と別れの声が
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地下鉄の走行音でいなくなる言葉は未だ漂っている
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あの人が今日は私に優しくて悲しくて嬉しくて悲しい
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