かなうなら国歌独唱も観たかった 水樹奈々さんは虎党なんです
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「『相棒』をこれから観る」と相棒が当たり前のように言う、夜長よなが
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電子的なしがらみがこのアイコンを一押ししたらひとつは増える
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大地おほつちの すべてをすす白驟雨はくしうう おしひたしてはが身をませ
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黄昏れに シルエットとなる 稜線は 心電図のよな 波形を刻む
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明滅し優等生も微睡んで先生の声と平和があった
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あまのはら 不盡ふじ高嶺たかねの白雪を かぶりほころひ したりがほなり
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昼と夜の 境界線を 作るよに 飛行機雲は 空を横切る
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机より自分の手を拭く傲慢さ 人にやさしく 一人寂しく
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爆弾は落としちゃいけない鉄砲は撃っちゃいけない冬がもう来る
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冷蔵庫 ひと夏過ぎし 水羊羹 豚汁とともに 我の夕飯
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じいしきの コントロールが よわくなり 無意識ないよう あらわれる、ぼけ。
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年齢を受け入れるための準備中 どうあがいても逃れられない
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旅立ちの時、ひそやかに砕け散り秋止符を打つ君はチャンピオン
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都会では僕は名もないのっぺらぼう 地を這いずって蛇穴に入る
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連絡はなくたっていい、来月は今よりすこし、しあわせでいて
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一冊を選びなさいとスケジュール帳はかわいい顔して並ぶ
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頷いて 知らせてくれるね 世界ここにいる たとえ言葉は 出なくとも
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日々苦悩 勉強不足 嘆いても 今やれることやっていくだけ
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西へゆく雲の流れを画用紙の隅に描いて君進路決め (折句 肉が好き)
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またやった内訳読まずクリックしそして余計な在庫が増える
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朝たべた柿があんまり熟れてなく トースターにて残りは焼き柿
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ハロウィンに かぼちゃスコーンをしたくなり かぼちゃパウダーと板チョコを買ふ
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食卓に並ぶ果てしない死が足元を支える果てしない星
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バイシクル(自転車) 風に押されて すっ転ぶ 勢いそのままドミノ倒し
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秋晴れにあなたと砂場でおままごと 穏やかな日々ふとじんとくる
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真っ黒な 子の靴洗い 穴気づく 目一杯遊んだ この夏を思う
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シュークリームいっきに5つ食べるゆえ逆三角形の男になれず
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たまにはねご褒美だよとワイルドな ステーキ食べる君の微笑み
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日傘差す 小春日和と言うよりも夏の名残りと言いたげな晴天そら
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