楽しんで仕事をしてたら疎まれる そんな新手のブラック企業
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「私には価値などないが私より価値あるものもない」と、それだけ
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うす暗き闇に映ろう蝋燭の火のごとくある幸福、がある
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人間は戦争よりも大きくて愚かしくある人間である
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名刺入れ、スーツ、パンプス、あとひとつ心の準備だけができない
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手のひらを太陽に透かしてみれば散らばる、憂鬱も幸福感も・
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これは多分マジで疲れた脛をおす指圧は痛いだけ的な助言
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静かさの氷注いで少しずつ冷ましてかなきゃ恋は間違う
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アルフォート号の乗客死亡す はんぶんこされミルクに流され
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さようなら、わたしの一部。掃除機のなかで友だち見つけなさいよ。
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はじめてのまちで流れる夕刻がDNAの螺旋にからまり
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アバターがバグって柱に刺さってる 現代ネット処刑被験者
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溺れないもう揺らがない雨上がりの鮮明な雲の輪郭をなぞる
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白い雲乗って遠くに行けたなら君住む街を見つけて降りる
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君のいる街から春になるらしい花のワルツで電車を降りる
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ふっと手を離して去った人たちは見えなくなったので、「いなかった」
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卒業がこんなに惜しくなるなんて3年前は思わなかったよ
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真っ直ぐに進めないのかこのハサミ  紆余曲折はまるで人生
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愛用のペラい栞は思想とか趣味に恋人よりも詳しい
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概念からこぼれたものがあちこちで光っているよ 見える?見えない?・
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しいたけが嫌いな僕のためだけに食卓に並ぶ七宝菜
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個個個個個個個個個固個個個個個個 我を突き通す頑固な奴
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予報より暑かった日のコートってやけに重くて、私に似てる。
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テレビ見て駅弁食べて旅気分味気ないけど旅はまだ先
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満員で空いてる席には透明の爆弾がある、空気を読むの。
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かの昔、駆け出したはず。人生は 非等速直線運動
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「言う」の読みに「ゆう」が追加されたんだ、と未来人が辞書を指差す
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集団の男子中学生通ればジャージは柔軟剤の香り
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衣替え 毎年妻に問いかける おれが着てるのシルキードライ?
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いとしげに「へんなひとだ」とわらうこえつれていかないではるのあらし
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