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ダメなこと わざとやるとき ねこはただ あぴーるしたい ときもあるんだ
18
普段より早めに薬を飲みまして うっかり寝てもこれで安心
11
芯残るアルデンテ良し。ボロネーゼ食みつつ目指す芯ある大人
29
何者になれぬ自分が悔しくて波立つ海に船を浮かべる
21
カーテンの隙間から入る眩しさで初夏を感じる寝ぼけまなこで
21
散り桜
積もる朝方
長年の
重ねる1歩
汚れたピンク
4
頭にや、玻璃玉ふたつ転がして、舌のピアスが凶を引く
5
「ねえ元気?」「めっちゃ元気」「噓!」スプーンで掬ってくれるようだ優しき
12
香水も 引く紅も全て 自分のため 貴方だけで 染まるわけじゃない
9
熱い熱 溢れる吐息 その瞳 私だけとは 言えなくて
6
手も入れずほったらかしの庭藪の樹の下陰に
著莪
(
シャガ
)
の輝き
20
検索の履歴が美しくなってゆく新しい歌集を読めば
14
恋をした あの日の私を 破壊した 知らない女に 微笑む表情
9
ストゼロに ストロー挿して モルヒネを 切り傷だらけの 腕にも刺して
8
花束💐のスタンプ送り「ありがとう🙏」 「グッジョブ👍」返す母に敵わず😊
14
水商売 辞めても残る 偽りの 資本のキスと シャブの幻覚
6
わたしたち おんなじ気持ち だったのね きみの名前は 今日の季語になる
7
死にたいと 咽ぶ私に 溜め息を メンソール混じりの 捨て台詞とか
7
まだ寒い 夜風に揺れる 七分袖 リスカの痕を 見て欲しいから
7
ひと息にさくらを散らす強き風きっと春への終止符なんだ
24
月命日 あなたのいない
六畳間
(
ワンルーム
)
冷蔵庫には あの日のビール
11
サルビアの蜜の味だった内緒話 今でも口でころがしている
11
耳から垂らす金属と血液がおなじ温度で肉叢を焼く
4
幸せに なってねなんて 言えなくて わたしのためにと 付け足してみた
8
不安なり日頃家事などせぬ息子焼肉奉行を引き受けると言う
21
水張田
(
みはりだ
)
に整列し居る
小
(
ち
)
さき苗 雲越しの陽が
柔
(
やわ
)
く温める
33
いつまでも 続く苦しみ いつの日か 雨雲晴れる 奇跡願って
11
冬がきらい 雨がきらいで 夜がきらい ずっと晴れてて あたたかくあれ
6
買っただけオブジェと化した本たちの視線うるさく耳を塞いだ
20
あたためた 牛乳でチョコを ゆっくりと 溶かすように 忘れていきたい
6
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