好きを伝える勇気とイチゴが乗ったケーキを下さい
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夜に一人、ポツポツ降る雨 天気予報は晴れのはず
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日と共に趣味にしづむと  おのずから 跨いで離れ  消え失すかな
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黒塊の雲の切れ目に赫光が滴り落ちる不吉の真夏
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3年で海外移住欲はほぼ満たされました さらば旅人
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福祉課の息子みたいな他所の子が明日来るからカフェひとりぶん
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悲しみを半分にして喜びの夜を二人で好きになろうね
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認めるる飾れるものが無くなってそして朝まで泣いてるわれら
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好きな茄子持ってるだけでどうしても秋に負けない夏になったよ
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追いかける影うずくまりもう無理といって一人で夜へと溶ける
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愛される朝の空気になりたくてとか考えて贅沢な夜
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翌日の仕事考え飲み止める 良くも悪くも大人になったわ
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この想い きっと彼には伝わらない モテたくないの 貴方以外に
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「好き」だとか 君に言われたかった ほんとはね 貴方じゃないの ごめんなさいね
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君にしか モテたくないです ほんとです。誰の好意も 今はいらない
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混ざっちゃったらいいのにね あたしはそれでも困んないし
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「おやすみ」と声出し瞳を閉じていた ちっちゃな事でも幸福しあわせだった
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液体は既に枯らして粒コーン 求めていない鋭さだけが
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永遠に続いてもいい あつい頬 手はつながない冬の道
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気がつくと語りかけてる想ってる 消えて欲しいがそれも苦しい
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猫歌人なるかた 世にはおられるの 初めて知りたり 憧れちゃうな
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何故なぜ もっと静かに想えなかったか 恋なんてそういい子になれない
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ある夏の世界の終わる午後三時 素麺啜ると風鈴が鳴る
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諦めよう、諦めようと思うほど ただ逢いたくて 泣けてしまう
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お揃いのその口髭に恋をして 吐き気の先に春をみる
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頂いたビールはエビスのレギュラー缶 ちょっと足りぬがそれは我儘
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吐き気する熱もなんだかありそうで熱中症になったのかしら
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危険なの集中してる病気なの行方知れずの恋煩いは
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閉じ込めて大事にしたい消えないでこのままずっと淡い初恋
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暑くって日が暮れてから買い物へ 野菜果物良きものは無く
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