手の届かない場所は別にお前に 意地悪してる訳じゃないんだ
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君と僕通じあってるとは思わないただ信じあってはいたいと思う
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削った鉛筆で指を突いてみる 復讐のように猫を飼うこと
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あの人は地獄に落ちると聞いてから とても悲しい 助けねえけど
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言の葉のとげすらいとし君のもと 柔手やわてににじむくれなゐ落ゆる
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眠れぬ夜 もてあまし徒然に詠む 歌方の君と語りたし眠れない夜は思うままに詠む歌でutakataにいる皆さんと語り合いたいものです
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とっておきの魔法 まぶたに乗せる星屑ラメ あなたの頬にうつる きらきら
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マフラーで隠せぬ場所の愛のあと きみは気づいていないようだけど
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年の瀬の予定をきみと過ごすのか それともひとりぬる燗飲むか
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なにげなく詣でた神社に屋台あり こんがり焼かれたベイクドモチョチョ
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ひとりでも寂しくないのはおかしいの?わたしなんともないのですけど……。/恋とは?
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きっとうまくいく気がした雨の午後 信じて進む泥濘さえも
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遠い昔母のひみつの隠し味 お砂糖スパイス素敵ななにか
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まっしろなアイスの上にちりばめた色とりどりのカラースプレー
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お布団に残してくれた温もりに ひとり今夜も抱かれて眠る
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食いしばる歯茎から血が湧き出てる海になろうか花になろうか
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抱きしめてほしいと願う抱きしめてもらえる目処は立ちそうにない
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砂漠など陳腐な比喩だ鮮やかな極彩色の中でうずくまる
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会いたいと思うのはあなたの自由、思わないのはわたしの自由
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まあ顔は情報の塊だけど、そんなに欲しい情報じゃない
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頑張ってるよ強くなるよと声に出す偉かったねといつか言ってね
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目をとじて風が吹くのをやり過ごす自分で自分の肩をかき抱く
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めちゃくちゃに叫んで街を歩きたい理性があるのでそれはしないが
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さびしくてたまらずベッドに身を起こす こんな夜があといくつあるのか
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君と月と木星の距離を愛と定義せよ (ただし見かけとする)
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明日は我が身そんな言葉がありました。我が身は明日にあったらいいな
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我々の日常としてわたくしを人目につかない場所で泣かせる
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水曜を胸を躍らせ待っている ちょっと安めに映画を観たい
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リモコンは元の所に置いといて君との日々も元に戻して
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ねれないしおきているのもつらいのになにもできないもうぜんぶだめ
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