反町や言いたいことはラインなど言える時代になったよポイズン
0
丁寧に機嫌伺い世話をする 私は自称肉の執事です
1
妻と母間に立ちて立ち往生言いたいことの集中砲火
1
春の来る跡とも見よと山人の今朝印しつる去年こぞの雪の上
2
初花とうち出づる波の音羽川氷の隙に春や立つらむ
1
チュッパチャプスなめる ブラックコーヒータイム キッチュすぎる生活
1
教室のほうきマイクにくるり舞う チョークの粉浴び「あいうぉんちゅー」
2
トイレットペーパーのベロ揺らすカーボンヒーターの上昇気流
1
幾そたび越え来る春に逢坂の関の戸ささぬ御世ぞめでたき
1
大空に霞の衣干しかけて春来にけらし天の香具山
1
増税とステルス値上げとコロナと長引く戦と高血圧
1
動かせて装着できる人形はお菓子売り場で売るなよ・・・高い
1
月曜日 センターラインを踏み越えて警告音も無視してすすめ
1
冬の木が落とした影の一枝となって静まる黒い手袋
1
雀蜂は怖い雀の顔も怖いすずめはさほど怖くない
1
やっちゃえばいいとわかっていながらもできない自分もまあまあ好きだ
3
プログラムタイピングする君の横 心地よい音 寝てもいいかな
1
好きだけど 憎くもあって 複雑なこんな感情 燃えるごみの日
2
才能と呼べば容易い頂に、まじで容易い奴が居るなり
1
綿のような羽毛だ雀 おいで、雀 チチチ おいで
1
お役に立ちませんでにそうでしたねと返されるニュートラルな日々
4
だれもいないところに立つとまだ一人いるのが邪魔に見えてくるもの
1
出会うべき情熱の火には出逢えたかい。後悔こそが僕らの母だよ
1
泳げ君 非力な手足で時を掻き、鯨の唄にまた出会うまで
2
20分後には出ていく夜行バス右手にバック左手に君
5
傾いたOrionの上アルテミス重なってまた離れてく月
11
お嬢ちゃんこりゃおしゃかだよって言われ眉八の字にして嬢ちゃんは
2
ゆきうさぎ、君は頭を撫でられて苦笑いしてとろけていった
6
手袋をやさしく解く この先も大きくなれるあなたの為に
5
安酒で酔っぱらうのが楽しくて、明日死んでも君といたいな
2