あたたかな微睡みの中でなめるアイスはミルク味かバニラ味か
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忘れたい思い出だけを積み上げて歩道に影が長く伸びてく
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憧れと呼ぶには朧げ過ぎたのに影だけが濃く焼き付いている
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そのほかの星の名前は知らぬままオリオンだけを標に歩く
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小間切れの肉しか無くて丸めたら酢豚ぐらいは作れるかもよ
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カラフルな刺子を縫いて義母ははに送る 雪の暮らし華やぐようにと
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母さんが別れた父と初めての外食で出た憎っくき酢豚
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からまった 言葉のあやも 電線も 缶コーヒーの 湯気でほぐして
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たくさんの仔猫を助ける夢をみた 貘ごめん今日のご飯は抜きだ
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幸せは自分自身に満足をしてることだと教えてくれた
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先生がマラソンゴールした順に勝手に口に入れる黒飴
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傷跡が癒えない理由わけは知っているこれが夢だと期待している
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思い出が呪いの影になっていくきみの隣にいた幸せが
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「良いお年を」言った3日後「おめでとう」 お願いも少しお休みください
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マフラーを巻きなおしたきみの吐く息の白さ いのちがそこに在るということ
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いたるところで、紅白歌合戦、1年間振り返り、本家よりいと、をかし^_^
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マスもおわり、もういくつも、あ〜あっというまにすぎ、またつうきん🚃のひびかぁ〜
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ぐつぐつと心に煮込む思いありこんな時こそ歌が味方す
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孫ならば何でもしたいしてあげたい それが彼女に良くないことでも
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年越しのお蕎麦のかわりにひとりきり暖かな部屋で食べる中本
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見つめてた雲の模様の消えにけり スマホで一首 紡ぐ間に
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薬局の待合室で居眠りの我に届いた薬の整然
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やろうかなやめとこうかなこの頃はやめられることできてるみたい
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大掃除 体調的にも無理なので 小掃除ちょこちょこ 休み休みで
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三つ子かな 並んで眠る 幼子ら 邪気なき寝顔で車内浄化
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さよならも 届かない距離 もう少し 君の香水の 匂いするまで
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年の暮れ 我が世の春を終えし者 安倍派ジャニーズ ビッグ ダイハツ
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ここ数日息苦しさで目が覚める 0歳息子が首に乗ってる
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SpaceX社にSpaceX社´次元衝突し異次元に消ゆ さらばマスクよ
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火星移住訓練の為宙吊りの逆さ吊りなるマスクよ永遠に
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